ウブド(バリ島)の治安は大丈夫?
外務省危険情報・最新版|最終更新日 2026-08-15
ウブド(バリ島)の治安は、外務省の危険情報でレベル1「十分注意してください」に相当します。バリ州(ギアニャール県)は観光インフラが整備された比較的安定したエリアであり、適切な注意を払えば多くの旅行者が安全に滞在を楽しんでいます。ただし、観光客を狙ったスリ・置き引き・ぼったくり・声かけ詐欺の被害報告は継続しており、「バリ島だから安心」という油断は禁物です。このページでは、ウブド特有のリスクと具体的な対策を詳しく解説します。
ウブドの治安レベルと全体的な安全状況
外務省の海外安全情報によると、ウブドが位置するバリ州(ギアニャール県)は危険情報レベル1「十分注意してください」に指定されています(2025年3月24日付、2026年8月4日確認)。これはインドネシア国内でも観光地として整備が進んだエリアに相当し、パプアや東部諸島など一部地域に設定されているより高い危険レベルとは状況が異なります。
ウブドは世界中から旅行者が訪れる文化・芸術の中心地であり、ホテルや飲食店のスタッフによる旅行者サポートも充実しています。しかし「比較的安定している」ということは「犯罪が起きない」を意味しません。観光客が集中する繁華街・市場・モンキーフォレスト周辺では、スリや詐欺師が活動していることを前提に行動することが大切です。
スリ・詐欺・ぼったくり:ウブドで多いトラブルと対策
ウブドで最も報告件数の多い被害は、スリ・置き引き・価格トラブルの3種類です。モンキーフォレスト周辺・ウブド王宮前・ウブド市場・夜のバーエリアなど、観光客が密集するエリアで特に注意が必要です。
スリ対策の基本は、バッグを体の前で抱えることです。オープンカフェやワルン(食堂)でテーブルにスマートフォンや財布を置いたまま席を離れない、ショルダーバッグのファスナーは常に閉める、混雑した場所ではバッグを体の正面に回すといった習慣をつけましょう。
移動手段では、流しのタクシーを利用した際の料金交渉トラブルが多く報告されています。GrabまたはGoJekのアプリを使うと出発前に料金が確定するため、乗車後のトラブルを防げます。バイクタクシー(オジェック)も同様に、乗車前に必ず料金を合意してから利用することが重要です。アプリのGrabBikeやGoRideなら料金は事前確定で安心です。
- バッグは体の前で抱え、ファスナーを常に閉めておく
- テーブルや椅子の背もたれにスマートフォン・財布を放置しない
- タクシーはGrab・GoJekアプリで料金を事前確定してから乗車する
- 流しのバイクタクシー(オジェック)は乗車前に料金を確認・合意する
- 「友達だから特別に案内する」「タダで連れて行く」等の声かけには応じない
寺院マナーと写真撮影のルール
ウブドとその周辺にはティルタ・エンプル寺院・グヌンカウィ寺院など多数のヒンドゥー寺院が点在しており、これらは現役の宗教施設です。観光スポットでありながら地域住民の信仰の場でもあるため、適切なマナーを守ることが安全で気持ちのよい旅につながります。
入場には肩と膝を覆う服装が必要で、サロン(腰巻き布)の着用が条件になっている寺院がほとんどです。多くの寺院では入口でサロンを貸し出していますが、自前の薄手の長袖や膝下スカートを持参しておくと確実です。一部の寺院では生理中の女性の入場をお断りしていることがあるため、訪問前にスタッフに確認しましょう。
写真撮影については、祭礼や宗教行事が行われている最中の撮影はマナー違反とされる場面があります。地元の人が祈りを捧げているところへの接近やフラッシュ撮影は避け、撮影可否を判断できない場面ではスタッフに一言確認するのがベストです。
女性・初心者・家族連れそれぞれの視点での注意点
【女性旅行者へ】ウブドはヨガリトリートやスパ・アーユルヴェーダを目的とした女性一人旅にも人気が高いエリアです。ただし夜間の一人歩きは最小限に留め、移動は信頼できる手段を選ぶことが大切です。スパやマッサージ店は事前に口コミ評価の高い店舗を選び、路地裏の個人店での深夜施術は避けましょう。送迎付きのホテル内スパを利用するのが最も安心です。
【初心者・初めての海外旅行者へ】ウブドは観光客への対応に慣れたスタッフが多く、コミュニケーションは比較的取りやすい環境です。情報収集はホテルのフロントを活用するのが安全。「お得な観光プランを案内してあげる」「知り合いのお店に連れて行く」といった声かけは詐欺の入り口になることがあるため、応じないことを徹底しましょう。
【家族連れ・子ども連れへ】モンキーフォレストではサルが野生に近い状態で生活しており、食べ物・バッグ・サングラスを奪ったり、驚かせると引っかいたりすることがあります。子どもは大人が必ず手をつないで同行し、サルに食べ物を与えたり目を合わせ続けたりしないよう伝えておきましょう。飲料水は必ずボトルウォーターを使用し、衛生面が気になる屋台料理は避けることで食あたりのリスクを下げられます。
ニュピ(バリ島の新年)と島全体が止まる日への備え
バリ・ヒンドゥー暦の新年「ニュピ」の期間(毎年3月前後の1日間、日付は年によって変動)は、外出・電気・火・音の使用がバリ島全体で禁止されます。この日は空港も閉鎖されるため、ニュピ前後の渡航・出国スケジュールは事前に必ず確認してください。
ニュピ当日に島内に滞在している旅行者はホテルの外に出ることができず、夜間の島内は一斉に暗くなります。一方でホテル内のサービス(食事・照明など)は利用できる場合がほとんどで、この独特の「島全体が止まる体験」を目的に訪れる旅行者もいます。滞在予定のホテルへ事前にニュピ期間中の対応を確認しておくことをおすすめします。
危険情報が変更された場合の情報収集方法
外務省の海外安全情報はテロ・自然災害・感染症の動向などによって随時更新されます。渡航前と旅行中の両方で、外務省「海外安全ホームページ」(anzen.mofa.go.jp)のインドネシアページを定期的に確認する習慣をつけましょう。
外務省の「たびレジ」に登録しておくと、滞在先の緊急・安全情報をメールで受け取ることができます。万一の際はバリ島を管轄する在デンパサール日本国総領事館に連絡できるよう、出発前に電話番号や住所をスマートフォンのメモや緊急連絡カードに控えておきましょう。
海外旅行保険への加入も備えの一つです。スリ・盗難・急病・事故への補償があるプランを選び、保険証券は電子データとしてスマートフォンに保存しておくと、万一の際に素早く動けます。
- 外務省「海外安全ホームページ」でインドネシア・バリ州の最新情報を確認する
- 「たびレジ」(外務省)に登録し、滞在先の緊急情報をメールで受け取る設定をする
- 在デンパサール日本国総領事館の連絡先を出発前に控えておく
- 盗難・疾病・賠償補償付きの海外旅行保険への加入を検討する
よくある質問
- Q. ウブドは女性一人旅でも安全ですか?
- A. 外務省の危険情報はレベル1(十分注意)であり、ヨガリトリートやスパを目的とした女性一人旅の旅行者も多いエリアです。夜間の一人歩きを最小限にすること、スパは事前に評判を確認した店舗を選ぶこと、「タダで案内してあげる」などの声かけには応じないことが主な注意点です。同じ宿の旅行者や現地スタッフと情報交換しながら動くと安心感が増します。
- Q. モンキーフォレストではサルに噛まれることはありますか?
- A. モンキーフォレストのサルは野生に近い状態で生活しており、食べ物・バッグ・サングラス・帽子などを奪うことがあります。驚かせたり目を合わせ続けたりすると引っかいたり噛みついたりする場合があるため、食べ物を持ち込まない、サルに触れない、子どもは大人が手をつないで同行するのが基本ルールです。万一噛まれた場合は速やかに医療機関を受診してください。
- Q. ニュピの日程は事前にどこで確認できますか?
- A. ニュピの日付はバリ・ヒンドゥー暦(サカ暦)に基づいており毎年変動します。バリ州政府の公式情報、航空会社の運航スケジュール、または滞在予定ホテルへの問い合わせで確認するのが確実です。ニュピ当日は空港が閉鎖されるため、前後の便に余裕を持たせたスケジュールを組むことをおすすめします。
- Q. ウブドの水道水は飲めますか?食あたりを防ぐには?
- A. ウブドの水道水は飲料には適していません。ミネラルウォーターのボトルをコンビニ(Circle Kなど)やスーパーで購入するか、ホテルの浄水を活用してください。氷が入った飲み物も、清潔感のあるホテルや評判の高いレストランで提供されるものを選ぶと安心です。屋台料理は魅力的ですが、衛生面が気になる場合は口コミ評価の高い飲食店を選ぶことでリスクを下げられます。
- Q. ウブドでGrabやGoJekは実際に利用できますか?
- A. はい、ウブドではGrabおよびGoJekのアプリが利用できます。出発地・目的地を入力すると料金が事前に表示されるため、交渉トラブルを避けられます。ただしウブド中心部の一部エリアでは、地元タクシー組合の圧力でドライバーが乗降場所の変更を求める場合があります。その場合は少し離れた場所でピックアップしてもらうよう調整するのが一般的な対応方法です。
最終更新日: 2026-08-15
外務省 海外安全情報(現在値)
レベル1:十分注意してください
出典: 外務省 海外安全ホームページ(インドネシア)https://www.anzen.mofa.go.jp/ / 取得日: 2026-08-04(外務省の危険情報レベル0〜4基準)
ウブドが位置するバリ州(ギアニャール県)は、外務省の感染症・危険情報においてレベル1(十分注意してください)に相当します。バリ島は国内の主要観光地として治安が比較的安定していますが、スリ・置き引き・ぼったくりの被害報告は継続してあります。なお、インドネシアの一部地域(パプア・東部諸島など)はより高い危険レベルが設定されており、国全体の最悪値とは異なります。渡航前に必ず外務省の最新の海外安全情報をご確認ください。/参考: 外務省の国全体最新レベル情報=外務省: 危険情報発出中(地域により異なる。最高レベルを代表値として採用。詳細は出典参照)(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2025T028.html)/外務省発表日: 2025-03-24(確認日: 2026-08-04)
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