
ウブド(バリ島)
Ubud, Bali
バリ島中部の山あいに位置する文化・芸術の中心地。緑深い棚田(ライステラス)とヒンドゥー寺院が点在し、ヨガ・瞑想・アーユルヴェーダのリトリート地として世界中から旅行者が集う。映画『食べて、祈って、恋をして』の舞台としても知られ、バリアート・伝統舞踊・手工芸を身近に感じられる日本人に特に人気の高いリゾートエリア。
ひと目でわかる、このスポットの性格
バリ島の文化・自然・スピリチュアルが凝縮された世界的人気エリア。物価が安く初心者でも楽しめ、ヨガリトリートから棚田撮影まで滞在日数に応じて旅の幅が広がる
知名度穴場 ↔ 定番人気
旅の難易度初心者OK ↔ 旅慣れ向き
費用感リーズナブル ↔ 高め
アクセス行きやすい ↔ 遠い
周遊での楽しさ単独1日 ↔ 1週間周遊向き
※ スコアは訪問者数・アクセス所要時間・物価水準などの公開データをもとにした編集部の評価です。実際の体験は個人の旅慣れ度や訪問時期によって変わります。
レベル1:十分注意してください
出典: 外務省 海外安全ホームページ(インドネシア)https://www.anzen.mofa.go.jp/ / 取得日: 2026-08-04(外務省の危険情報レベル0〜4基準)
ウブドが位置するバリ州(ギアニャール県)は、外務省の感染症・危険情報においてレベル1(十分注意してください)に相当します。バリ島は国内の主要観光地として治安が比較的安定していますが、スリ・置き引き・ぼったくりの被害報告は継続してあります。なお、インドネシアの一部地域(パプア・東部諸島など)はより高い危険レベルが設定されており、国全体の最悪値とは異なります。渡航前に必ず外務省の最新の海外安全情報をご確認ください。/参考: 外務省の国全体最新レベル情報=外務省: 危険情報発出中(地域により異なる。最高レベルを代表値として採用。詳細は出典参照)(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2025T028.html)/外務省発表日: 2025-03-24(確認日: 2026-08-04)
7日間の旅の組み立て
ウブド(バリ島)だけで1週間の旅は完結しません。ここを軸に、周辺をどう組み合わせて7日間のプランに仕立てるかが計画の要です。
拠点の街
ウブド(Ubud)
観光エリア自体がウブドのため現地に宿泊するのが最も効率的。棚田・寺院・ヨガスタジオへ徒歩や短距離移動でアクセスできる。DPS空港からシャトルバスで約2時間・タクシーで約1.5時間の距離。
モデルプラン(7日間)
1日目: DPS空港→ウブド移動・夕方から市内散策・夕食。2日目: テガラランライステラス→ティルタエンプル寺院沐浴体験→夜はバリ舞踊鑑賞。3日目: ウブド朝市→王宮→モンキーフォレスト→バリ絵画美術館。4日目: キンタマーニ高原(バトゥール火山・カルデラ湖)日帰りドライブ。5日目: ヨガリトリートまたはバリアーユルヴェーダスパでリラクゼーション・ウブド市場ショッピング。6日目: タナロット寺院(西海岸・日没が絶景)→ジンバランでシーフード夕食。7日目: DPS空港発帰国。
月別の気温・降水量
ベストシーズン: 6月・7月・8月・9月(乾季にあたる6〜9月が最もおすすめ。晴天が続き棚田の緑と青空のコントラストを楽しめる。雨季(11〜3月)でも午前中は晴れることが多く観光は可能だが、スコールに備えた雨具の携行を。4・5月や10月の移行期も比較的過ごしやすい。)
持ち物チェックリスト
薄手の長袖またはサロン(腰巻き布)
寺院・聖地への入場時は肩と膝を覆う服装が必須。多くの寺院でレンタルサロンの貸し出しがあるが、自前を持参しておくと手間がない
折りたたみ傘またはレインポンチョ
乾季でも午後に短時間のスコールが降ることがある。棚田など屋外観光中の急な雨に備えてコンパクトな雨具を常備したい
日焼け止め(SPF50以上)と帽子
赤道に近く紫外線が非常に強い。棚田散策や屋外移動では長時間直射日光を浴びるため高SPFのアイテムが必要
現金(インドネシアルピア)
露天市場・地元食堂(ワルン)・小規模な寺院ではカード・QR決済が使えない場合が多い。ATMは市内に複数あるが、手数料を抑えるため空港での両替も検討
訪問先タイプ別の詳しい持ち物は世界遺産旅行の持ち物チェックリストでも整理しています。
モデルコース
- 1
08:00
ウブド朝市(パサル・ウブド)
ウブド王宮前の中央市場は早朝が最も活気ある時間帯。地元民が行き交いトロピカルフルーツや伝統菓子が並ぶ。8時以降は観光客向けの土産物屋が増えてくる。
- 2
09:30
ウブド王宮(プリ・サレン・アグン)見学
ウブド中心部に位置するバリ式宮殿。日中は庭園と外観を無料で見学できる。夜はここでバリ舞踊公演が行われる(別途チケット要・要事前確認)。
- 3
10:30
モンキーフォレスト(聖なる猿の森)散策
市内南側の聖域の森にバリハヌマン寺院を囲む緑が広がり、約700頭の野生ザルが暮らす。入場料は目安75,000〜80,000IDR(約700〜720円)。サルが食べ物をひったくることがあるためバッグは締めておくこと。
- 4
12:30
ライステラスを望むカフェでランチ
ウブド郊外には棚田を見渡すテラス席のカフェが点在する。ナシゴレン(焼き飯)やミーゴレン(焼きそば)などのバリ料理を楽しみながら絶景を満喫。
- 5
14:00
テガラランライステラス見学
ウブドから北へ約8kmの棚田の名所。緑の段々畑が谷間に広がる絶景スポット。入場目安15,000〜20,000IDR(約140〜190円)。隣接するカフェやスウィングからの撮影も人気。早朝か夕方前の訪問が混雑を避けやすい。
- 6
16:00
ティルタエンプル寺院(聖なる泉の寺院)
10世紀創建のバリ島最大の聖水寺院。多数の噴水池で行う沐浴(プルクシナン)体験が人気。入場75,000IDR(約700円)。サロン着用必須で、参加は任意。夕刻は日が傾いて撮影しやすい時間帯。
日本からのアクセス
日本から現地まで
成田・羽田からガルーダ・インドネシア航空などの直行便でバリ島のングラライ国際空港(DPS)まで約7〜8時間。シンガポール・クアラルンプール・ジャカルタ経由の乗り継ぎ便は総移動時間10〜15時間程度になる。DPS空港からウブドまでシャトルバスまたはタクシーで1.5〜2時間が目安。
現地での行き方
DPS空港からウブドへは、空港から徒歩約10分のモール周辺を発着するPERAMAなどのシャトルバスが便利(所要約2時間、片道100,000IDR前後)。空港公式カウンターのタクシーは500,000〜600,000IDR(約4,500〜5,400円)程度。配車アプリのGrab・GoJekはウブド中心部で広く使えるが、空港構内での利用には乗降ポイントの制限がある。ウブド市内は徒歩・チャーター車・レンタルバイクが中心で、路線バスは事実上運行していない。
入場料の目安
0 IDR(目安 約0円) / 事前予約不要
ウブドの街自体への入場は無料。主要スポットにはそれぞれ入場料が設定されており、ティルタエンプル寺院は大人75,000IDR(約700円)、テガラランライステラスは15,000〜20,000IDR(約140〜190円)、ウブド聖なる猿の森(モンキーフォレスト)は75,000〜80,000IDR(約700〜720円)が2024〜2025年時点の目安です。料金は予告なく改定されることがあるため、訪問前に各スポットの公式情報をご確認ください。
最終確認日: 2026-08-04
入場料・運賃・所要時間は、各運営者の公式発表と現地相場をもとにした目安です。改定されることがあるため、予約前に公式サイトで最新の料金をご確認ください。
現地での移動手段
公共交通機関
シャトルバス(PERAMA・Kurama等)
クタ・スミニャック・サヌールなどの主要観光エリアとウブドを結ぶ乗り合いシャトルバス。現地のツアーオフィス・宿泊施設フロントまたは各社公式サイトで事前予約が確実。定員に達し次第出発するため余裕をもって予約を。
運賃目安: クタ〜ウブド間 片道100,000〜150,000IDR(約900〜1,400円)。サヌール〜ウブドは100,000IDR前後が目安。
1日あたりの便数は会社・路線により異なる。荷物サイズによっては追加料金が発生する場合あり。
タクシー
空港・ホテル・主要観光スポットでは公式カウンターで手配するか、Grab・GoJekアプリで呼ぶ。ウブド中心部では流しのタクシーも見かけるが、メーター不使用で交渉制の場合が多い。配車アプリの利用が最も透明性が高くトラブルも少ない。
運賃目安: DPS空港〜ウブド 目安500,000〜600,000IDR(約4,500〜5,400円・所要約1.5〜2時間)。クタ〜ウブドは300,000〜400,000IDR(約2,700〜3,600円)。Grab/GoJekはアプリ内で料金が乗車前に確定する。
空港の国際線ターミナル構内では配車アプリによる直接ピックアップに制限がある場合があり、公式カウンタータクシーの利用が求められることがある。ウブド中心部の観光スポット周辺では流しのタクシーによる料金交渉トラブルが多いため、配車アプリかチャーター車を推奨。
現地での注意事項
スリ・ぼったくり・声かけ詐欺に注意
観光客が集まる市場・モンキーフォレスト周辺・夜のバーエリアでスリや置き引きの被害報告が続いている。バッグは体の前で抱え、財布・スマートフォンをテーブルや椅子の背もたれに放置しない。流しのタクシーは料金交渉トラブルが多いため、Grab/GoJekで料金を事前確定してから乗車するのが安心。
寺院での服装ルール
バリ島の寺院はヒンドゥー教の聖地のため、肩と膝を覆う服装が入場条件。サロン(腰巻き布)を着用しないと入場を断られる場合がある。多くの寺院でレンタルサロンの貸し出しがあるが、自前の薄手の長袖・膝下スカートを持参すると確実。
ニュピ(バリ島の新年)前後は島全体が閉鎖
バリ・ヒンドゥー暦の新年「ニュピ」の期間(毎年3月前後の1日間・日付は年により変動)は外出・電気・火・音が全島で禁止され、空港も閉鎖する。ニュピ前後の渡航・出国スケジュールは事前に確認が必須。
バイクタクシー(オジェック)の料金は事前確認を
流しのバイクタクシーは乗車後に法外な金額を請求されるトラブルが多い。必ず乗る前に料金を確認・合意してから乗ること。GrabやGoJekのバイクタクシー(GrabBike/GoRide)なら事前確定料金で安心。
水道水は飲料不可・食あたりに注意
水道水は飲み水には適さず、ミネラルウォーターのボトルを購入すること。衛生状態が不安な屋台の食べ物は消化器系のトラブルにつながることがある。コンビニ(Circle K等)でボトル水を調達するか、ホテルの浄水水を活用しよう。
周辺スポット
テガラランライステラス
ウブドから北へ約8km(車で約15〜20分)
段々畑が谷間に広がるバリ島随一の棚田絶景スポット。隣接するカフェやバリスウィングからの撮影が観光客に人気。世界文化遺産「バリの文化的景観」の構成要素のひとつ。
行き方: Grab/GoJekまたはチャーター車で約15〜20分。ウブド中心部から送迎サービスも多数催行されている。
運賃目安: チャーター車往復 200,000〜300,000IDR(約1,800〜2,700円)目安。配車アプリは片道50,000〜80,000IDR(約450〜720円)程度。
ティルタエンプル寺院
ウブドから北東へ約13km(車で約30分)
10世紀創建のバリ最大の聖水寺院。湧き水が流れる沐浴池での浄化儀式(プルクシナン)が体験できる。バリ島を代表するパワースポット。
行き方: Grab/GoJekまたはチャーター車で約30分。ウブド発の半日観光チャーター日程に組み込むのが一般的。
運賃目安: チャーター車(ウブド市内出発の半日観光込み)150,000〜300,000IDR(約1,400〜2,700円)程度。配車アプリは片道60,000〜100,000IDR(約540〜900円)目安。
キンタマーニ(バトゥール火山・カルデラ湖)
ウブドから北へ約30〜35km(車で約1時間)
活火山バトゥール山とカルデラ湖を見渡す標高約1,500mの高原エリア。バリ島唯一のユネスコジオパーク認定地域で、雄大な火山地形と涼しい気候が魅力。
行き方: チャーター車で約1時間。ウブド発の日帰りツアーが多数催行されており、テガラランライステラスとセットで訪れる旅程が人気。
運賃目安: チャーター車往復 500,000〜700,000IDR(約4,500〜6,300円)目安。ウブド発の日帰りツアーは200,000〜400,000IDR(約1,800〜3,600円)程度。
旅の手配
行くと決めたら、現地での動き方に合わせて早めに済ませておきたい手配をまとめました。
通信・eSIM
現地用のeSIMはアプリだけで完結し、到着後すぐ使えます。出発前に準備しておくのがおすすめです。
トリファ(trifa)で見る※対応機種・料金プランは変わる場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。
海外旅行保険(エポスカード)
年会費無料で海外旅行保険が自動付帯するクレジットカード。医療費が高額になりやすい国もあるため、短期の旅行でも補償の確認をおすすめします。
エポスカードで見る※補償内容・付帯条件は改定される場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。
旅の実務データ
現地で困らないための判断材料をまとめました。
通貨・物価
- 通貨
- インドネシアルピア(IDR)
- 為替目安
- 1IDR ≈ 0.009円
- 物価水準
- かなり安い(日本比30〜40%以下)
1万IDR≈90円が目安(2026年8月時点。実際の為替レートは渡航前にご確認ください)
宿泊費の目安
- 予算宿
- 2,000〜4,000円/泊(ゲストハウス・ロスメン)
- 中級ホテル
- 8,000〜20,000円/泊(ブティックヴィラ・リゾートホテル)
プール付きプライベートヴィラの上位帯は30,000円/泊〜。乾季(6〜9月)と年末年始は料金が上がるため早期予約が望ましい。
ライドシェア
○ 利用可GrabとGoJekは市内で広く使え、乗車前に料金が確定するため安心。空港構内や一部観光地周辺では乗降ポイントに制限がある場合がある。
インフラ
観光インフラは充実しており宿泊・飲食・移動の選択肢が豊富。ウブド中心部の主要道路は渋滞が慢性化しているため移動時間は余裕をもって見積もること。水道水は飲料不可でミネラルウォーターを随時調達する必要がある。
言語の通用度
観光エリア・宿泊施設・レストランでは英語対応が標準的。地元の小規模ワルン(食堂)や市場でも基本的なやり取りは英語でできる場合が多い。
日本人観光客が多いため、一部のホテルや日本人向けレストランでは日本語スタッフが対応することもある。基本は英語で、翻訳アプリを補助的に活用すると便利。
向いている旅行者レベル
初級〜中級者向け
年間訪問者数
ウブド地区への年間来訪者は約300万人規模(バリ島全体は年間約1,600万人超・2024年実績)
混雑状況
- 平日
- 乾季(6〜9月)は平日でも主要スポットが混雑する。早朝(8時前)か夕方(17時以降)の訪問が快適
- 休日
- 週末はウブド市内・テガラランともに観光客が増加。バリ島在住の外国人も週末に集まる傾向があり、欧米人も多い
- ピーク時期
- 7〜8月の欧米サマーバケーション期間と12月の年末が最繁忙。宿・ツアーとも2〜3カ月前の早期予約を推奨。ニュピ(バリ正月・3月前後)前後は島全体が閉まるため日程に注意
更新ログ
- 2026-08-04初版公開