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アルベロベッロのトゥルッリ
南イタリア・プーリア州の丘陵地に広がる、円錐形の石屋根が特徴的な伝統家屋「トゥルッリ」が密集する町。約450m四方の旧市街に1,500軒以上のトゥルッリが立ち並び、モルタルを使わない独特の石積み建築技術が評価され1996年にユネスコ世界遺産に登録された。白壁とグレーの屋根が織りなすメルヘンチックな景観は「南イタリアのおとぎ話の村」とも称される。

オアハカ歴史地区とモンテ・アルバン
メキシコ南部オアハカ州の中心都市。スペイン植民地時代の街並みが残る歴史地区と、郊外の丘陵に築かれた古代サポテカ文明の都市遺跡モンテ・アルバンが、1987年に「オアハカの歴史地区とモンテ・アルバンの考古遺跡」としてユネスコ世界遺産に登録された。カラフルな建物が並ぶソカロ周辺の街歩きと、メソアメリカ最古級の都市国家の遺構を一度に楽しめるのが最大の魅力。モレやメスカルなど独自の食文化でも知られる「メキシコ美食の都」でもある。

サマルカンド
シルクロードの十字路として栄えた中央アジア屈指の古都。「サマルカンド・ブルー」と呼ばれる青いタイルで彩られたレギスタン広場をはじめ、ティムール帝国期の壮麗なイスラム建築群が残る。2001年に「サマルカンド-文化交差路」としてユネスコ世界遺産に登録された。

シーギリヤ
スリランカ中央部の平原に突如そびえる標高約200mの岩山と、その頂に築かれた古代王宮遺跡。5世紀にカーシャパ王が築いた要塞都市で、岩壁に残る「シーギリヤ・レディ」の壁画や、水の力学を利用した庭園跡が見どころ。1982年にユネスコ世界遺産に登録された、スリランカ観光のハイライトのひとつ。

シャウエン(青い街)
モロッコ北部リフ山脈の麓に広がる、街中の壁や階段が青一色に塗られた「青い街」。世界遺産には登録されていないが、青の濃淡が織りなす路地の景観そのものが最大の見どころで、SNS映えする街並みを目当てに世界中から旅行者が訪れる。15世紀創建の小さな山あいの町で、旧市街(メディナ)はさほど広くなく、半日〜1日あれば主要スポットを歩いて巡れる規模感。

シントラの文化的景観(ペーナ宮殿)
リスボン近郊の山あいに宮殿や城、庭園が点在する世界遺産の街。1995年にヨーロッパ初の「文化的景観」としてユネスコ世界遺産に登録された。山頂に建つ極彩色のペーナ宮殿を筆頭に、ムーア人の城跡、シントラ王宮、レガレイラ宮殿など見どころが凝縮しており、リスボンから日帰りで訪れられる人気デスティネーション。

トビリシ旧市街
コーカサス山脈の南に位置するジョージアの首都。硫黄温泉街アバノトゥバニ、崖の上のナリカラ要塞、レンガ色の家々が連なる旧市街など、東西文明が交差した独特の街並みが魅力。トビリシ自体は世界遺産ではないが、日帰り圏内に世界遺産ムツヘタや絶景のカズベキがあり、コーカサス観光の拠点となる街。

ドブロブニク旧市街
アドリア海に面した中世の城壁都市で「アドリア海の真珠」と称される。石灰岩の城壁と赤い屋根瓦が織りなす旧市街の景観は1979年にユネスコ世界遺産に登録された。ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地としても知られる。

バナウェ棚田
ルソン島北部の山岳地帯に暮らすイフガオ族が2000年以上かけて築いたとされる棚田群。「天国への階段」とも称される急峻な山肌を覆う棚田の総延長は地球を半周するともいわれ、1995年にユネスコ世界遺産「コルディリェーラの棚田群」に登録された。バナウェはこの棚田群を訪れる際の拠点となる山あいの町。

バレッタ旧市街
地中海に浮かぶ島国マルタの首都で、16世紀に聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)がオスマン帝国の脅威に対抗して築いた要塞都市。ハチミツ色の石灰岩で統一された街並みと、バロック建築が凝縮された歴史地区は1980年にユネスコ世界遺産に登録された。聖ヨハネ大聖堂に飾られたカラヴァッジョの傑作や、グランド・ハーバーを望む庭園など、コンパクトな街に見どころが密集している。

ブレッド湖
ユリアン・アルプスの麓に広がる氷河湖で、湖に浮かぶブレッド島の聖マリア教会と、断崖の上に建つブレッド城が織りなす景観は「アルプスの瞳」とも称される。世界遺産には登録されていないが、スロベニア随一の景勝地として日本人旅行者にも人気が高い。手漕ぎボート「プレトナ」で島に渡るのが定番の楽しみ方。

ペトラ
紀元前後にナバテア人が薔薇色の砂岩の岩壁を彫り込んで築いた古代都市。狭い峡谷「シーク」を抜けた先に現れる神殿ファサード「エルカズネ(宝物殿)」の光景は圧巻で、映画『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』のロケ地としても知られる。1985年にユネスコ世界遺産に登録された。

マラッカ
マレー半島の交易拠点として繁栄した古都マラッカは、オランダ統治時代のスタダイス(旧総督邸)やキリスト教会が残るダッチスクエア、プラナカン文化が花開いたジョンカー・ストリートなど多文化の歴史が層をなす街。2008年にペナン島ジョージタウンとともに「マラッカ海峡の歴史的都市群」としてユネスコ世界遺産に登録された。

ルクソール(古代都市テーベ)
古代エジプト新王国時代の都テーベがあった、ナイル川中流の遺跡都市。東岸にはカルナック神殿・ルクソール神殿の壮大な神殿群、西岸にはツタンカーメン王墓で知られる王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿が広がる。「古代都市テーベとその墓地遺跡」として1979年にユネスコ世界遺産に登録された、まさに屋外博物館のような街。

台南(安平・赤崁楼)
台湾最古の都市として知られる台南は、17世紀のオランダ統治時代に築かれた安平古堡(旧ゼーランディア城)や赤崁楼(旧プロビンシア城)など、台湾史の出発点となった史跡が今も街のあちこちに残る。世界遺産には登録されていないが、廟や古い街並みを歩きながら台湾の歴史とグルメを同時に楽しめる街として日本人旅行者にも人気が高い。