アンコールワットの治安は大丈夫?
外務省危険情報・最新版|最終更新日 2026-08-15
アンコールワットが位置するシェムリアップ州は、外務省の海外安全情報においてレベル1(十分注意してください)に指定されています。世界中から観光客が訪れる主要な観光地であり、適切な注意を払えば多くの日本人旅行者が安心して訪問できる環境が整っています。一方で、観光地特有のスリや詐欺・配車トラブル、遺跡内での服装・撮影マナー違反による入場拒否、郊外に残存する地雷リスクなど、アンコールならではの注意点も存在します。渡航前に外務省の最新情報を確認し、基本的な防犯意識を持って行動することで、より安全に世界遺産観光を楽しめます。
シェムリアップの治安レベルと現状
アンコールワットを抱えるシェムリアップ州は、外務省の海外安全情報においてレベル1(十分注意してください)が適用されています。カンボジア国内では、タイとの国境地帯(ポイペト周辺)にレベル3(渡航中止勧告)が発令されていますが、シェムリアップ市内およびアンコール遺跡地区はその対象外です。
観光インフラの整備は進んでおり、世界各国からの旅行者が年間を通じて訪れます。ただし「レベル1=安全宣言」ではなく、旅行者自身が主体的に安全に配慮する姿勢が求められます。スリ・ひったくり・詐欺の被害報告は依然としてあるため、人混みや夜間の行動には特に注意が必要です。
遺跡内で知っておくべき服装・撮影・行動のルール
アンコールワットはヒンドゥー教由来の宗教建築として建造され、後に仏教寺院として転用された現役の聖地です。そのため、服装規定が厳格に設けられています。ノースリーブ・短パン・短スカートなど肌の露出が多い服装での入場はゲートで断られることがあります。肩や膝を覆う長袖・長ズボン、またはサロン(腰巻き)を必ず準備してください。
境内での撮影は基本的に可能ですが、一部の内陣や僧侶の撮影は制限・禁止となっている場合があります。現地スタッフや看板の指示に従い、許可なく僧侶にカメラを向けることは避けてください。また、レリーフや仏像に触れたり、仏像を背にして写真を撮る行為は宗教的に不敬とみなされます。
遺跡内では無許可のガイドや物売りが声をかけてくることがあります。公式認定ガイドを事前に手配するか、信頼できる旅行会社を通じてガイドを確保することで、トラブルを避けられます。
- 服装: 肩・膝を覆う長袖・長ズボンまたはサロンが必須
- 撮影: 内陣や僧侶の撮影は制限あり。現地スタッフの指示に従う
- マナー: レリーフ・仏像に触れない。仏像を背にした撮影は避ける
- ガイド: 無許可ガイドへの対応は慎重に。事前手配が安心
スリ・詐欺・移動手段のトラブルを防ぐ
シェムリアップ市内のナイトマーケットや観光スポット周辺では、スリやひったくりの被害が報告されています。混雑した場所ではバッグを体の前側に抱え、スマートフォンを道路沿いで無防備に操作することは避けてください。財布・パスポートなどの貴重品は複数箇所に分散して携帯する習慣をつけましょう。
移動手段としてよく使われるトゥクトゥクは便利な一方、乗車前に目的地と料金を確認しないと後から料金をつり上げられるトラブルが起きることがあります。GrabやPassAppなどの配車アプリを活用すると、料金が乗車前に明示されるため安心です。
「無料の展望スポットへ案内する」「お土産を格安で売る」などと声をかけてくる詐欺的な勧誘も報告されています。見知らぬ人に言われるままついて行くことは避け、計画外の行動を取る際は宿泊先スタッフや信頼できる人に相談してください。
女性・旅行初心者・家族連れへのアドバイス
【女性旅行者へ】夜間に一人でシェムリアップ市内を出歩くことはできるだけ避け、移動には配車アプリを活用してください。宿泊先には帰宅予定時間を伝えておくと安心です。遺跡内で見知らぬ人に声をかけられることがありますが、はっきりした態度で断ることが大切です。
【旅行初心者へ】アンコールワットを含む遺跡群は広大で、地図なしでは迷いやすい箇所もあります。事前に地図アプリをオフラインでダウンロードし、観光ルートを大まかに計画しておきましょう。アンコールパス(入場パス)は必ず公式窓口(アンコール遺跡群チケットセンター)で購入してください。転売品や真偽不明のパスはトラブルの原因になります。
【家族連れへ】年間を通じて気温が高いため、子どもの熱中症対策は特に重要です。広大な遺跡を無理なく回るために、午前中に主要な見どころを済ませ、正午から午後の暑い時間帯は屋内や宿泊先で休むスケジュールが効果的です。飲料水は密封されたペットボトルを持参し、屋台の水は避けるのが安心です。解熱剤・虫除け・傷薬などの医薬品も事前に準備しておきましょう。
郊外の地雷残存地域への注意
カンボジアは長年の内戦の影響で、一部の農村部や未整備エリアに地雷が残存している地域があります。シェムリアップ市内や整備された遺跡観光エリアでは通常問題ありませんが、郊外や農村部に足を伸ばす際は特に注意が必要です。
ドクロマークが描かれた立入禁止看板がある場所には絶対に近づかないでください。整備された観光道路・遊歩道の外に出ることは避け、現地の公認ガイドの指示に従うことが最善の安全策です。
危険レベルが変動した場合の情報収集方法
外務省の海外安全情報は随時更新されます。渡航前・滞在中は外務省「海外安全ホームページ」でカンボジアの最新情報を確認してください。また、「たびレジ」(外務省の海外旅行者登録システム)に事前登録しておくと、現地の緊急情報や安全情報がメールで届き、万一のときに在外公館からの連絡を受け取ることができます。
在カンボジア日本大使館のウェブサイトや公式SNSも、現地の治安情報を発信しています。滞在中は宿泊先に大使館の連絡先を書き控えておき、情勢が急変した場合にすぐ行動できるよう備えておきましょう。
- 外務省「海外安全ホームページ」でカンボジアの最新情報を確認(渡航前・滞在中)
- 「たびレジ」に事前登録して緊急情報をメール受信
- 在カンボジア日本大使館のウェブサイト・公式SNSをフォロー
- 宿泊先に大使館・緊急連絡先を書き控えておく
よくある質問
- Q. アンコールワットへの一人旅は安全ですか?
- A. シェムリアップ州は外務省の危険レベル1(十分注意)に指定されており、多くの日本人旅行者が一人旅を経験しています。ただし、スリや詐欺のリスクはゼロではないため、配車アプリの活用・貴重品の分散携帯・夜間の単独行動を控えるといった基本的な防犯対策を心がけることが大切です。
- Q. 遺跡内の服装規定はどのくらい厳しいですか?
- A. 比較的厳格に運用されています。肩や膝を覆う服装が必須で、ノースリーブ・短パン・短スカートでは入場を断られることがあります。薄手の長袖シャツと長ズボン、またはサロン(腰巻き)を持参すると対応しやすいです。
- Q. アンコールパス(入場パス)は現地でも買えますか?偽物はありますか?
- A. アンコールパスはシェムリアップにある公式チケットセンターのみで購入できます。転売サイトや街頭での入手はトラブルの原因になるため避けてください。チケットには顔写真が印字されるため、購入時に写真撮影があります。最新の価格や販売場所は渡航前に公式サイトで確認することをお勧めします。
- Q. トゥクトゥクを使う際にトラブルを避けるにはどうすればよいですか?
- A. 乗車前に目的地と料金をドライバーと明確に合意してから乗ることが基本です。GrabやPassAppなどの配車アプリを使うと、料金が乗車前に確定するためより安心です。アプリは日本出発前にダウンロード・設定しておくとスムーズです。
- Q. シェムリアップ郊外や農村部への観光は注意が必要ですか?
- A. カンボジアの農村部や未整備エリアには、内戦時代に埋められた地雷が残存している地域があります。郊外を訪れる場合は、地雷撤去が確認された整備済みのルートと公認ガイドの案内のみを利用し、ドクロマークの立入禁止看板がある場所には絶対に近づかないでください。
最終更新日: 2026-08-15
外務省 海外安全情報(現在値)
レベル1:十分注意してください
出典: 外務省 海外安全ホームページ カンボジア・スポット情報(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2025C058.html) / 取得日: 2026-08-04(外務省の危険情報レベル0〜4基準)
アンコールワットが位置するシェムリアップ州は、外務省の海外安全情報においてシェムリアップ地区の危険レベル1(十分注意してください)とされています。カンボジアとタイの国境地帯(ポイペト周辺)はレベル3(渡航中止勧告)が発令されていますが、シェムリアップおよびアンコール遺跡地区はその対象外です。渡航前に外務省の最新の海外安全情報を必ずご確認ください。/参考: 外務省の国全体最新レベル情報=外務省: 危険情報発出中(地域により異なる。最高レベルを代表値として採用。詳細は出典参照)(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2026T075.html)/外務省発表日: 2026-07-02(確認日: 2026-08-04)
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