ペルセポリスの治安は大丈夫?
外務省危険情報・最新版|最終更新日 2026-08-15
ペルセポリスが位置するイランのファールス州を含む全土に、外務省は2026年1月16日付で危険情報レベル4(退避勧告)を発出しています。レベル4は「退避してください。渡航は止めてください」を意味する外務省の最高危険度であり、シラーズ北東に広がるアケメネス朝の聖域も例外ではありません。遺跡としての歴史的価値は極めて高い一方、現時点では日本政府として渡航自体を強く止めています。万一渡航を検討する場合は、外務省の海外安全情報を出発直前まで必ず最新版で確認し、リスクを十分に評価したうえで判断してください。
外務省危険情報レベル4(退避勧告):現状を正確に理解する
2026年1月16日付で、イラン全土に外務省の危険情報レベル4が発出されています。ペルセポリスが位置するファールス州・シラーズ周辺についても地域単位の個別緩和措置は確認されておらず、遺跡近くだからといって安全が担保されるわけではありません。レベル4は外務省が定める5段階の中で最高危険度にあたります。
このレベルが維持される背景には、核問題をめぐる国際的な緊張、国内の政治的不安定、外国人に対する拘束事例などが挙げられます。「以前に旅行した知人は問題なかった」「個人ブログでは大丈夫と書いてあった」といった過去の情報を現時点の安全の根拠にするのは危険です。情勢は急変する可能性があるため、渡航を検討する場合は出発直前まで外務省の最新情報を確認することが不可欠です。
- 外務省危険情報レベル4(最高危険度):退避勧告
- 発出日:2026年1月16日
- 対象:イラン全土(ファールス州・シラーズ周辺を含む)
- 地域単位の個別緩和措置は確認されていない
ペルセポリス遺跡での具体的な注意点
遺跡内での写真撮影は基本的に許可されていますが、道中や周辺に軍事施設・橋・政府関係施設がある場合、それらの撮影は禁止です。何気なく撮影した写真が問題視されたケースもあるため、不明な対象は撮影を控えるか現地スタッフに確認しましょう。スマートフォンで撮影した写真に位置情報やタイムスタンプが付与されていると、SNS投稿時に行動履歴が可視化されるリスクもあります。
スリや詐欺については、著名な観光地であるペルセポリス周辺でも油断は禁物です。「特別なツアーを案内する」「良いレートで両替できる」といった声がけには慎重に対応してください。国際クレジットカードはイランで全種類使用不可であるため、現金(米ドルまたはユーロ)の管理には特に気を配る必要があります。多額の現金をまとめて持ち歩かず、ボディバッグや衣類の内ポケットなどに分散して保管することが推奨されます。
夜間の単独外出は、土地勘のない旅行者には避けることが望ましいです。遺跡自体は昼間の訪問が一般的ですが、シラーズ市内でも日没後の行動はリスクが高まります。旅行者が集まる時間帯・エリアに限定して行動し、現地ガイドや宿泊先スタッフのアドバイスを積極的に活用してください。
女性・初心者・家族連れへの視点別注意点
女性については、イスラム法に基づきイラン全土でヒジャブ着用と肌を露出しない服装が義務づけられています。外国人観光客も例外ではなく、空港の到着ゲートを出た瞬間から適用されます。スカーフが落ちたり着崩れたりしないよう、動きやすく固定しやすいデザインのヒジャブを日本から用意し、機内であらかじめ着用しておくことをおすすめします。違反した場合は注意・罰金・拘束のリスクがあります。ペルセポリスのような屋外遺跡は日差しが強いため、通気性のよい素材を選ぶことが実用的です。
個人旅行初心者にとって、現金管理・ドレスコード・SNS規制・通信制限が重なるイランは難易度の高い渡航先です。Google マップ・Instagram・WhatsApp など日常的に使うアプリがブロックされているため、オフラインで使える地図アプリの準備や、渡航前の端末へのVPNインストールが広く行われています。VPN使用はグレーゾーンにあたるため、使用する場合は自己責任で慎重に判断してください。
家族連れ・子ども連れについては、遺跡の広さや強い日差しに加え、万一の緊急事態における対応の難しさも考慮が必要です。医療水準や緊急医療へのアクセスは都市部と地方で異なります。渡航前に現地の医療事情を調べ、加入する海外旅行保険がレベル4地域への渡航を補償対象としているかを保険会社に必ず確認してください。補償対象外となるケースがある点に注意が必要です。
危険情報が変化した場合の情報収集と緊急時対応
外務省の危険情報はレベルが変動する可能性があります。渡航前だけでなく、滞在中も外務省の「海外安全ホームページ」を定期的に確認することが重要です。情勢が急変した際にスマートフォンへ通知が届く「外務省海外安全アプリ(たびレジ)」への登録も、早期情報取得の観点から有効です。
万一渡航する場合は、出発前に「たびレジ」へ旅行日程・連絡先・緊急連絡先を登録してください。緊急時に在イラン日本国大使館(テヘラン)から連絡を受け取ることができます。シラーズ周辺でトラブルが発生した際も、まず大使館の緊急連絡先に連絡することが基本です。大使館の連絡先は渡航前に手帳やスマートフォンのオフラインメモへ記録しておきましょう。
ペルセポリスの入場情報・営業状況・アクセス手段は現地情勢によって変動する可能性があります。渡航直前には外務省の最新情報に加え、現地メディアや国際ニュースも参照し、最新の状況を確認したうえで行動計画を立ててください。
- 外務省 海外安全ホームページ(anzen.mofa.go.jp)を定期的に確認
- 外務省海外安全アプリ「たびレジ」へ旅行日程を事前登録
- 在イラン日本国大使館(テヘラン)の緊急連絡先をオフラインでメモ
- 海外旅行保険がレベル4地域を補償対象としているかを保険会社に確認
- オフラインで使える地図アプリを渡航前に端末へインストール
よくある質問
- Q. ペルセポリスへの渡航は今、実際に可能ですか?
- A. 2026年1月16日付で外務省がイラン全土に危険情報レベル4(退避勧告)を発出しており、ペルセポリスが位置するファールス州も対象です。日本政府として渡航を強く止めており、万一渡航した場合でも大使館が提供できる支援に限界があります。渡航を検討する場合は外務省の最新情報を確認し、リスクを十分に評価したうえで自己責任において判断してください。
- Q. ペルセポリス遺跡内での写真撮影はどこまで許可されていますか?
- A. 遺跡内の撮影は基本的に可能ですが、道中や周辺にある軍事施設・橋・政府関連施設の撮影は禁止されています。何を撮影してよいか判断がつかない場合は、その場で撮影を控えることが安全です。また撮影した写真をSNSに投稿する際は、位置情報・タイムスタンプが含まれていないかも確認しましょう。
- Q. 現金はどの通貨で、どのように持参すればよいですか?
- A. 国際クレジットカード(Visa・Mastercard・JCBすべて)はイランで使用できず、外国カード対応ATMも実質的に機能しません。滞在中に必要な費用はすべて米ドルまたはユーロの現金で用意する必要があります。必要額は旅程・宿泊先・交通手段によって異なるため、事前に詳細な計画を立て余裕を持った額を準備してください。多額の現金は分散して保管し、スリ対策として目立つ場所に財布を置かないことをおすすめします。
- Q. ヒジャブは日本から持参すべきですか?現地で買えますか?
- A. ヒジャブはイラン国内でも購入できますが、空港の到着ゲートを出た瞬間から着用義務が生じるため、機内で着用できるよう日本から準備して渡航することを強くおすすめします。薄手のスカーフ・ストール素材で固定しやすいものが実用的です。ペルセポリスのような屋外遺跡は日差しが強い環境のため、通気性のよい素材を選ぶとよいでしょう。上半身・腕・足首が隠れる服装全般も求められるため、全体的なコーディネートを事前に計画しておきましょう。
- Q. イラン滞在中にGoogleマップやSNSは使えますか?
- A. Google・Instagram・WhatsApp・Twitter(X)など多くのサービスがイラン国内でブロックされています。旅行者の多くがVPNを使用していますが、VPN使用はグレーゾーンにあたり法的リスクが皆無とは言えません。渡航前に端末へVPNをインストールするとともに、オフラインで使える地図アプリや必要な情報のスクリーンショット保存など、ネットなしでも行動できる備えをしておくことをおすすめします。
最終更新日: 2026-08-15
外務省 海外安全情報(現在値)
レベル4:退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)
出典: 外務省 海外安全ホームページ(イラン 危険・スポット・広域情報)https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_046.html / 取得日: 2026-07-29(外務省の危険情報レベル0〜4基準)
ペルセポリスが位置するファールス州(シラーズ周辺)を含むイラン全土に、外務省は2026年1月16日付で危険情報レベル4(退避勧告)を発出しています。ファールス州について地域単位での個別の例外緩和措置は確認されていません。レベル4は「退避してください。渡航は止めてください」を意味する最高危険度です。情勢は急変する可能性があるため、渡航を検討する場合は必ず外務省の最新情報を確認してください。/参考: 外務省の国全体最新レベル情報=外務省: 危険情報発出中(地域により異なる。最高レベルを代表値として採用。詳細は出典参照)(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2026T007.html)/外務省発表日: 2026-01-16(確認日: 2026-07-29)
治安が不安なら備えておきたいこと
海外旅行保険(エポスカード)
年会費無料で海外旅行保険が自動付帯するクレジットカード。医療費が高額になりやすい国もあるため、短期の旅行でも補償の確認をおすすめします。
エポスカードで見る※補償内容・付帯条件は改定される場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。