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マテーラ(サッシ地区)は何日あれば楽しめる?

モデルコースつき|最終更新日 2026-08-15

マテーラのサッシ地区は、主要スポットを効率よく回るなら1日(6〜8時間)で一通り巡ることができます。朝9時にサッソ・カヴェオーソの展望台から始まり、岩窟教会・洞窟住居博物館・チヴィタのドゥオモを経て、夕日で黄金色に染まる石灰岩の洞窟群を眺めるまで、モデルコースはほぼ終日行程です。洞窟グロッタホテルに宿泊して朝夕の光の変化を楽しむなら1泊2日が理想で、南イタリアをバーリ起点で周遊する場合はアルベロベッロとのセット観光を含めて4〜5日の確保が定番です。

最短コース:1日(6〜8時間)で押さえるポイント

時間に限りがある場合でも、マテーラの核心は1日あれば体感できます。朝9時にサッソ・カヴェオーソ地区とムルジア・ティモーネ展望台からスタートし、グラヴィーナ渓谷の対岸に点在する岩窟教会群と洞窟群の全景を眺めることが最初のハイライトです。午前中の柔らかい光は白と黄土色の岩肌の陰影を際立たせ、写真撮影の観点でも最適な時間帯となります。

午前中のうちにマドンナ・デ・イドゥリス岩窟教会でビザンチン様式のフレスコ画を見学し、チヴィタの丘に上がって13世紀のロマネスク様式大聖堂・ドゥオモからサッシ全景を俯瞰します。昼食は旧市街のトラットリアでバジリカータ州の郷土料理、「ペペローニ・クルスキ」や豚肉のラグーがけパスタ、プリミティーヴォ赤ワインを楽しむのが定番です。

午後はカーサ・グロッタ(洞窟住居博物館)で1950年代の暮らしぶりを体感したあと、16時30分以降の夕景撮影で締めくくります。これが標準的な1日コースですが、サッシ地区は石畳の急坂と階段が至る所に続くため、地図上の距離よりも実際の消耗ははるかに大きくなります。底がしっかりしたスニーカーなど歩きやすい靴の着用は必須です。

1泊2日以上でじっくり楽しむ場合

マテーラの真の魅力は「時間の変化によって表情が変わる」点にあります。1泊することで、1日コースでは見られない朝靄に包まれた洞窟群の静けさや、夜にライトアップされたサッシの幻想的な景色も楽しめます。岩窟をそのまま改装した洞窟グロッタホテルへの宿泊は、空間体験そのものがマテーラならではの旅の記憶になります。

2日目には、前日に駆け足だったエリアをゆっくり再訪できます。サッソ・カヴェオーソ(南側エリア)を1日目に集中的に回ったあと、2日目の午前中にサッソ・バリサーノ(北側エリア)の路地や洞窟群を探索するという分け方が無理のない配分です。グラヴィーナ渓谷沿いの遊歩道を歩いて対岸の岩窟教会群に向かう時間的余裕も生まれます。

150以上の岩窟教会が渓谷の斜面に点在しているため、複数の教会を見て回ると半日ではとても足りません。じっくり周りたい方は2泊3日でも時間が足りないと感じることがある街です。

南イタリア周遊に組み込む場合の日数感

バーリを起点に南イタリアを周遊するルートでは、マテーラに2日間(1泊2日)を割り当てるのが標準的な組み方です。7日間プランの場合、バーリ着(1日目)→ポリニャーノ・ア・マーレ(2日目)→アルベロベッロ(3日目)→マテーラ(4〜5日目)→オストゥーニ(6日目)→レッチェ(7日目)という反時計回りの行程が人気で、マテーラとアルベロベッロを南イタリア世界遺産の双璧として核に据えた構成です。

マテーラからアルベロベッロへは車またはバスで約1時間〜1時間30分(約70km)で移動できるため、どちらかを拠点に日帰りすることも不可能ではありません。ただし移動時間のロスを考えると、それぞれに宿泊するほうが観光に使える時間を最大化できます。直通バスの利用料金などの最新情報は、渡航前に各交通機関の公式サイトでご確認ください。

ピエトラペルトーザ(マテーラから車で約45km・約1時間)は公共交通のアクセスが限定的なため、レンタカーまたは現地ツアーの参加が前提になります。マテーラをベースにした半日の小旅行として組み込む場合でも、往復の移動時間を含めると丸1日分のスケジュールを確保するのが無難です。

日程を組む際の注意点:暑さ・坂道・体力管理

マテーラは南イタリアの内陸高台に位置するため、夏季は気温が非常に高くなります。日中の最も暑い時間帯の屋外移動は消耗が激しく、13〜15時頃はランチ休憩を挟むか、カーサ・グロッタなど屋内の見学に充てることが体力を温存するコツです。水分補給を怠らず、日差しを遮る帽子や日焼け止めも必携です。

サッシ地区の石畳と急な坂道・階段は、観光地図で見る以上に体への負担がかかります。足元が不安な場合は観光用のガイドツアーや小型観光バスを活用する方法もあります。スケジュールに余裕を持たせ、途中で休める石段や広場でこまめに休憩を取ることをおすすめします。

長距離フライトや長時間移動の翌日にサッシ地区をフルに歩き回ると、時差ボケと疲労が重なって消耗が大きくなります。移動日の翌日に観光を詰め込まず、午前中はゆっくり起動する余裕を持たせた行程が後半の体力維持につながります。夕景撮影は16時30分以降が黄金色の光の時間帯になることが多いため、その時刻に現地にいられるよう逆算してスケジュールを組むと後悔が少なくなります。

よくある質問

Q. マテーラのサッシ地区は半日(3〜4時間)でも見ることができますか?
A. 展望台とチヴィタのドゥオモを中心とした眺望スポットだけに絞れば、3〜4時間でも主要な景観は押さえることができます。ただしカーサ・グロッタ(洞窟住居博物館)や岩窟教会の内部見学を加えると所要時間は大幅に延び、サッシの真髄である夕景まで体験するには6〜8時間以上の滞在が現実的です。他都市との移動日に半日だけ立ち寄る場合は、見るスポットを展望台・ドゥオモ・カーサ・グロッタの3か所程度に絞り込む計画が必要です。
Q. カーサ・グロッタ(洞窟住居博物館)の見学にはどのくらい時間がかかりますか?
A. 1950年代まで実際に人が暮らしていた洞窟住居を再現した博物館で、当時の家具・農具・寝室が展示されています。ガイドの説明を聞きながらじっくり見る場合は45〜60分程度を目安にするとよいでしょう。ガイド付き見学が設定されている場合も多く、開館時間や最終入場時刻は季節によって変わるため、渡航前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
Q. サッソ・カヴェオーソとサッソ・バリサーノの両エリアを見るには何日必要ですか?
A. サッシ地区はサッソ・カヴェオーソ(南側)とサッソ・バリサーノ(北側)の2エリアに分かれています。モデルコースで重点的に扱うのはカヴェオーソ側ですが、バリサーノ側にも見応えのある洞窟群と路地が広がります。両エリアを丁寧に歩くには1泊2日以上が理想で、1日目にカヴェオーソ側を中心に回り、2日目の午前中にバリサーノ側を探索する流れが無理のない配分です。
Q. 夕日でサッシが黄金色に染まる景色を見るには何時頃まで滞在すればよいですか?
A. 石灰岩の洞窟群が夕日で最も美しく輝く時間帯はモデルコースでは16時30分以降を設定しています。旧市街の展望テラスやグラヴィーナ渓谷側の展望スポットから撮影できます。日没後はサッシのライトアップも始まるため、夕食を旧市街で済ませてから宿に戻る流れにすると、この時間帯を無駄なく楽しめます。日没時刻は季節によって大きく異なるため、訪問前に現地の日没時刻を確認しておくことをおすすめします。
Q. マテーラとアルベロベッロを同じ旅程で巡る場合、どのように日数を配分すればよいですか?
A. マテーラからアルベロベッロへは車またはバスで約1時間〜1時間30分(約70km)が目安です。7日間の南イタリア周遊プランでは、アルベロベッロ(3日目)とマテーラ(4〜5日目)にそれぞれ別日を割り当てる構成が定番で、両スポットを「南イタリア世界遺産の双璧」として核に置いたルートが旅行者に人気です。移動当日に観光を詰め込むと疲労が蓄積しやすいため、移動日と本格観光日を分けることができる行程が理想的です。

最終更新日: 2026-08-15

モデルコース

  1. 1

    09:00

    サッソ・カヴェオーソ地区とムルジア・ティモーネ展望台

    サッシ地区の南側に広がる古い洞窟住居群を散策。グラヴィーナ渓谷の対岸に点在する岩窟教会群と、マテーラ全景を望む絶景スポットとして最も写真映えする時間帯。

  2. 2

    10:30

    マドンナ・デ・イドゥリス岩窟教会

    岩の突端に建つサッシ地区を代表する岩窟教会。内部にはビザンチン様式のフレスコ画が残り、洞窟の岩肌とともに独特の空間を作り出している。

  3. 3

    11:30

    チヴィタ(旧市街核心部)とドゥオモ

    サッシ地区の丘の頂に建つ13世紀のロマネスク様式大聖堂。チヴィタの丘はサッシ発祥の地で、眼下にサッソ・カヴェオーソとサッソ・バリサーノの双方を一望できる。

  4. 4

    13:00

    旧市街のトラットリアでランチ

    バジリカータ州の郷土料理を味わう。カリカリに揚げた赤唐辛子「ペペローニ・クルスキ」、豚肉のラグーがけパスタ、現地産のプリミティーヴォ赤ワインが定番。

  5. 5

    14:30

    カーサ・グロッタ(洞窟住居博物館)

    1950年代まで実際に人が暮らしていたサッシの洞窟住居を博物館として公開。当時の家具・農具・寝室が再現され、貧困の歴史と独特の生活様式を体感できる。

  6. 6

    16:30

    サッシ全景の夕景撮影

    夕日が石灰岩の洞窟群を黄金色に染める時間帯。旧市街の展望テラスやグラヴィーナ渓谷側の展望スポットから、マテーラの象徴的な景観を撮影する絶好のタイミング。

7日間の旅として組む場合

バーリ起点の反時計回り7日間。1日目バーリ着・旧市街と漁港地区散策→2日目ポリニャーノ・ア・マーレ(断崖海岸・洞窟レストラン)→3日目アルベロベッロ(トゥルッリ宿泊推奨)→4〜5日目マテーラ(洞窟グロッタホテル泊・サッシ丸一日探索)→6日目オストゥーニ(白い街)→7日目レッチェ(南のフィレンツェ・バロック建築)経由でバーリ発。マテーラとアルベロベッロの2つの世界遺産を核に、南イタリアの多彩な表情を凝縮できるルート。

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