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ザンジバル・ストーンタウン(Stone Town of Zanzibar)
タンザニア世界遺産最終更新日: 2026-07-17

ザンジバル・ストーンタウン

Stone Town of Zanzibar

インド洋に浮かぶザンジバル島の旧市街。アラブ・インド・ポルトガル・英国の文化が千年以上にわたって交差したスワヒリ交易都市で、2000年にユネスコ世界遺産に登録。精緻な彫刻が施されたザンジバルドアと迷路のような路地、サンゴ石の建築が共存する独特の景観が広がる。東アフリカサファリ後の海リゾート延泊先として需要が高まる一方、個別特化した旅行情報がまだ少ない穴場的存在。

ひと目でわかる、このスポットの性格

総合おすすめ度

サファリ帰りに延泊するリゾート地として理想的。千年の交易史が積み重なった旧市街の密度は高く1〜2日で見応えがあるが、マラリア対策・イスラム文化への理解など事前準備は必須

知名度穴場 ↔ 定番人気

旅の難易度初心者OK ↔ 旅慣れ向き

費用感リーズナブル ↔ 高め

アクセス行きやすい ↔ 遠い

周遊での楽しさ単独1日 ↔ 1週間周遊向き

※ スコアは訪問者数・アクセス所要時間・物価水準などの公開データをもとにした編集部の評価です。実際の体験は個人の旅慣れ度や訪問時期によって変わります。

レベル1:十分注意してください

出典: 外務省 海外安全ホームページ タンザニア(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_111.html) / 取得日: 2026-07-17(外務省の危険情報レベル0〜4基準)

ザンジバル島(ストーンタウン含む)は危険レベル1「十分注意してください」。国全体の最悪値はキゴマ州西部等(レベル3)・ムトワラ州(レベル2)だが、ザンジバル島を含む「上記以外の地域」はレベル1。2025年10月の選挙後に本土側で抗議活動が発生したが、ザンジバル島は比較的安定している。スリ・客引き・夜間の一人歩きには注意。渡航前に外務省最新情報を確認すること。/参考: 外務省の国全体最新レベル情報=外務省: 危険情報発出中(地域により異なる。最高レベルを代表値として採用。詳細は出典参照)(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2025T100.html)/外務省発表日: 2025-11-03(確認日: 2026-07-17)

ザンジバル・ストーンタウンの治安を詳しく見る →

7日間の旅の組み立て

ザンジバル・ストーンタウンだけで1週間の旅は完結しません。ここを軸に、周辺をどう組み合わせて7日間のプランに仕立てるかが計画の要です。

拠点の街

ザンジバルシティ(ストーンタウン)

ストーンタウン自体が旅の拠点。ZNZ空港・フェリー港・主要観光スポット・ホテルが徒歩圏内に集中しており、プリズン島やジョザニ国立公園、北岸ビーチへのアクセス拠点にもなる。

モデルプラン(7日間)

東アフリカ周遊7日間が成立する。例)1日目:成田→ドバイ経由→ザンジバル着・チェックイン→2日目:ストーンタウン終日観光(奴隷市場・フォロダニ夜市)→3日目:プリズン島半日ツアー+ストーンタウン散策→4日目:ジョザニ国立公園半日+北岸ビーチ移動(ヌングウィ泊)→5日目:ヌングウィのビーチリゾートでリフレッシュ→6日目:ザンジバル→ドバイ(乗継)→7日目:帰国。サファリ(ケニア・マサイマラやタンザニア・セレンゲティ)を前半3〜4日に組み込み、仕上げにザンジバル延泊するパターンが旅行者に最も人気。

月別の気温・降水量

ベストシーズン: 6月・7月・8月・9月・10月(6〜10月の乾季(クールシーズン)がベスト。特に7〜9月は月間降水量50mm前後と少なく快晴が続きやすい。長雨季(3〜5月)は4月がピークで降水量400mmを超え観光に不向き。短雨季(11〜12月)も降水量が多め。1〜2月は暑く湿度も高いが雨は比較的少ない。)

10°18°25°33°40°01252503755001月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高気温(℃)最低気温(℃)降水量(mm)ベストシーズン

持ち物チェックリスト

訪問先タイプ別の詳しい持ち物は世界遺産旅行の持ち物チェックリストでも整理しています。

モデルコース

  1. 1

    09:00

    ダラジャニ市場で朝の散策スタート

    旧市街中心部のダラジャニ(クリーク・ロード)市場から観光開始。スパイス・魚・熱帯果物が並ぶローカル感あふれる朝市でザンジバルの食文化を体感。周囲の路地には精緻な彫刻が施されたザンジバルドアが連続し、迷い込む楽しさがある。

  2. 2

    11:00

    旧奴隷市場(アングリカン大聖堂)見学

    19世紀に東アフリカ最大の奴隷取引が行われた場所に建てられた大聖堂(入場USD5)。保存された地下牢や解説パネルを通じてアフリカ奴隷貿易史の実態に触れる。世界遺産登録の背景を理解する上で欠かせないスポット。

  3. 3

    13:00

    フォロダニ公園・港沿いでランチ

    旧フォート(オールドフォート)に隣接するフォロダニ公園周辺のレストランへ。ザンジバルビリヤニ・シーフードグリル・オクトパスカレーなどスワヒリ料理を試す。昼間は夜のナイトマーケットより落ち着いた雰囲気で食事できる。

  4. 4

    15:00

    フレディ・マーキュリー博物館&旧市街建築巡り

    ロックバンド「クイーン」のボーカリスト、フレディ・マーキュリーの生誕地を記念した博物館を見学後、ハウス・オブ・ワンダーズ(旧スルタン宮殿)外観やザンジバルドアを観察しながら旧市街の路地を自由散策。

  5. 5

    18:00

    サンセット&フォロダニ・ナイトマーケット

    日没は港側の海岸線から見るのがベスト。インド洋に沈む夕日を港沿いで楽しんだ後、日暮れとともに始まるフォロダニのナイトマーケットへ。ザンジバルピザ・サトウキビジュース・焼き魚の屋台グルメで夜を締めくくる。

日本からのアクセス

日本から現地まで

日本からの直行便はなく、ドバイ(エミレーツ航空)またはドーハ(カタール航空)での1回乗り継ぎが一般的。成田/羽田→ドバイ約11〜12時間→ザンジバル国際空港(ZNZ)約4〜5時間。乗り継ぎ待ち時間込みの総移動時間は概ね22〜26時間。アディスアベバ(エチオピア航空)経由ルートも存在するが乗り継ぎ回数が増える場合あり(総所要25〜30時間)。

現地での行き方

アビード・アマニ・カルメ国際空港(ZNZ)はストーンタウン中心部から約8km南に位置し、タクシーで約15〜20分(USD15〜25程度、約2,400〜4,000円)。ダラダラ(ミニバス)ならTZS400程度(約25円)と格安だが荷物が多い場合は不便。タンザニア本土ダル・エス・サラームからフェリー(約2時間、USD35〜40)または国内線(約20分)でのアクセスも一般的。

入場料の目安

0 USD(目安 約0円) / 事前予約不要

ストーンタウンの旧市街エリア自体は無料で散策可能。個別施設の入場料:旧奴隷市場(アングリカン大聖堂)USD5(約800円)、旧フォート(オールドフォート)無料、フレディ・マーキュリー博物館USD5程度。プリズン島(チャングー島)はボート往復込みでUSD30〜42程度(約4,800〜6,700円)が目安。

最終確認日: 2026-07-17

入場料・運賃・所要時間は、各運営者の公式発表と現地相場をもとにした目安です。改定されることがあるため、予約前に公式サイトで最新の料金をご確認ください。

現地での移動手段

公共交通機関

  • ダラダラ(ミニバス)

    ストーンタウン中心部から島内各所を結ぶ乗り合いミニバス。乗りたい方向の車が来たら手を挙げて止め、降りたい場所で声をかける。人数が集まり次第出発するため時間は不規則。

    運賃目安: TZS400〜1,000(約25〜60円)

    現金払いのみ(タンザニア・シリング)。荷物が多い場合や時間を優先する場合はタクシーを推奨。

  • フェリー(ダル・エス・サラーム行き)

    ストーンタウン港(マレンゴ港)からダル・エス・サラームへ定期フェリーが運航。チケットは港窓口またはAzam Marine等の公式サイトで事前購入が確実。当日は売り切れることもある。

    運賃目安: USD35〜40(約5,600〜6,400円)片道・所要約2時間

    複数社が運航。天候によっては欠航・遅延あり。出発前日に最新運航状況を確認すること。

タクシー

ホテルのフロントに手配してもらうのが最も安心。ストーンタウン中心部では流しのタクシーも多いが、乗車前に必ず目的地と料金を交渉・合意してから乗ること。

Bolt

運賃目安: ストーンタウン内USD1〜5(約160〜800円)、ZNZ空港まで約USD15〜25(約2,400〜4,000円)

Uberは2026年1月にタンザニアから正式撤退済み。BoltはストーンタウンおよびZNZ空港周辺のみ対応で、ビーチリゾート(ヌングウィ・パジェ等)への長距離移動はほぼ対応外。長距離は事前交渉制タクシーを手配すること。

現地での注意事項

客引き・強引な売り込みへの注意

旧市街の路地では「フリーガイド」を名乗る客引きや高額土産店への誘導が多発している。毅然とした態度で断り続けること。一人での夜間の路地歩きは避け、貴重品はバッグ内側に収納すること。

マラリア・感染症対策は渡航前から

タンザニアはマラリア流行地域。渡航2〜4週間前に感染症科でマラリア予防薬(ドキシサイクリン・メフロキン等)を処方してもらうこと。現地では夕暮れ〜明け方の蚊に特に注意し、長袖着用と虫除けスプレーを徹底する。

イスラム文化への配慮

人口の約97%がイスラム教徒。市街地での肌の露出(短パン・ノースリーブ等)は現地文化への不敬とみなされる場合がある。モスク内では女性のスカーフ着用が必須。ラマダン期間中は公共の場での飲食・喫煙を控えること。

スリ・現金管理

混雑した市場や夜間の港周辺でスリ被害が報告されている。パスポート・現金は体に密着したポーチで管理し、バックパックは前抱えにする。ATMは日中に利用し、多額現金を持ち歩かないこと。クレジットカードは高級ホテル・レストランのみ対応のことが多く、USD現金とTZS現金の両方を準備しておくと安心。

周辺スポット

プリズン島(チャングー島)

ストーンタウン港から約5.6km(船で約20〜30分)

19世紀に隔離施設として建設された小島。推定100歳超のアルダブラゾウガメと触れ合える体験で知られ、白砂ビーチとシュノーケリングも楽しめる。歴史と自然を半日でセットに体験できる定番日帰りスポット。

行き方: ストーンタウン港からボートをチャーター、または旅行代理店の半日ツアーで参加。個人チャーターは港で交渉可能。

運賃目安: ボート往復USD20〜30+入島料USD10〜12(合計USD30〜42程度、約4,800〜6,700円)

ジョザニ・チャウカベイ国立公園

ストーンタウンから南東約35km(タクシーで約40〜60分)

ザンジバル固有種「ザンジバルレッドコロブスモンキー」が生息する熱帯雨林保護区。マングローブ回廊の木道も整備されており、野生動物好きな旅行者に人気の半日〜1日コース。

行き方: ストーンタウンからタクシーをチャーター(往復料金で交渉)または旅行代理店の半日ツアーを利用。

運賃目安: 入場料USD11(約1,760円)+タクシー往復USD30〜50程度(約4,800〜8,000円)

旅の手配

行くと決めたら、現地での動き方に合わせて早めに済ませておきたい手配をまとめました。

ホテル

現地ホテル・宿の空室状況と料金を比較・予約できます。

エクスペディアで見る

※料金・空室は変動します。最新はエクスペディアの各ページでご確認ください。

入場チケット・現地ツアー

現地発ツアーやスキップ・ザ・ラインの入場チケットをまとめて比較できます。

Klookで見る

※料金・在庫は変動します。最新はKlookの各ページでご確認ください。

Klook・KKdayの使い方ガイド

通信・eSIM

現地用のeSIMはアプリだけで完結し、到着後すぐ使えます。出発前に準備しておくのがおすすめです。

トリファ(trifa)で見る

※対応機種・料金プランは変わる場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。

海外旅行のeSIM比較

海外旅行保険(エポスカード)

年会費無料で海外旅行保険が自動付帯するクレジットカード。医療費が高額になりやすい国もあるため、短期の旅行でも補償の確認をおすすめします。

エポスカードで見る

※補償内容・付帯条件は改定される場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。

海外旅行保険はエポスカードで足りるか

航空券(格安まとめ検索)

国内の複数航空会社・旅行会社をまとめて比較検索できる航空券予約サービスです。

エアトリで見る

※料金・空席状況は変動します。最新はエアトリの検索結果でご確認ください。

旅の実務データ

現地で困らないための判断材料をまとめました。

通貨・物価

通貨
タンザニア・シリング(TZS)
為替目安
1TZS ≈ 0.06円
物価水準
低い(物価は日本の1/6〜1/5程度。観光施設・ツアーはUSD建てが多い)

1TZS≈0.06円(2026年7月目安。1USD≈160JPY・1USD≈2,500TZSで換算)。観光スポットや高級ホテルはUSD建てが一般的。ATMはザンジバルシティ中心部に数台あるがUSD現金の併用を推奨。

宿泊費の目安

予算宿
3,000〜8,000円/泊
中級ホテル
10,000〜25,000円/泊

ストーンタウン内には格安ゲストハウス(USD20〜50)から歴史建築改装のブティックホテルまで揃う。乾季(6〜10月)はハイシーズンで早期予約が必要。北岸ビーチリゾート(ヌングウィ等)は中〜高級中心で2〜5万円/泊が相場。

ライドシェア

○ 利用可
Bolt

Uberは2026年1月にタンザニアから撤退済み。BoltはストーンタウンおよびZNZ空港周辺のみ対応。島南北のビーチエリアはほぼ圏外のため長距離移動は交渉制タクシーが主流。

インフラ

主要観光エリアではVodacom・Airtelの携帯回線が繋がり、多くのホテルでWi-Fiが利用可能。停電やATM現金不足が起きることがあるため、USD現金を手元に用意しておくと安心。公共交通はダラダラ(ミニバス)中心で時刻表なし。

言語の通用度

英語

ホテル・旅行代理店・主要観光スポットでは英語が通じる。市場・一般商店は簡単な英語が通じる程度。スワヒリ語の挨拶(Jambo・Asante)を使うと現地の人に好意的に受け止められる。

日本語

日本語対応はほぼ期待できない。翻訳アプリ(オフライン辞書含む)を必ず準備しておくこと。

向いている旅行者レベル

中〜上級者向け(マラリア予防薬手配・長距離乗り継ぎフライト・イスラム文化への事前理解が必要)

年間訪問者数

ザンジバル島全体で年間約50〜60万人程度

混雑状況

平日
乾季(7〜9月)の平日でも観光客は多いが、早朝はストーンタウンの路地が静かで散策に最適
休日
週末・祝日はツアーバスが集中し旧奴隷市場等の主要スポットが混雑しやすい
ピーク時期
7〜8月がピーク。朝8:30〜10:00に主要スポットを回ることを推奨

更新ログ

出典