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セレンゲティ国立公園(Serengeti National Park)
タンザニア世界遺産最終更新日: 2026-07-17

セレンゲティ国立公園

Serengeti National Park

タンザニア北部に広がる約14,763 km²の大草原を舞台にした世界自然遺産。毎年150万頭以上のヌー・シマウマ・ガゼルが繰り広げる「グレート・マイグレーション(大移動)」は地球上で最も壮大な自然ショーとして知られ、ライオン・チーター・ヒョウ・ゾウ・バッファローを含むビッグファイブが生息する世界最高峰のサファリ目的地。1981年ユネスコ世界自然遺産に登録。年間約49万人が訪れる。

ひと目でわかる、このスポットの性格

総合おすすめ度

グレートマイグレーションをはじめ地球上で最も壮大な野生動物の競演が体験できる。費用・距離の高さを差し引いても「一生に一度」の価値がある最高峰サファリ目的地。

知名度穴場 ↔ 定番人気

旅の難易度初心者OK ↔ 旅慣れ向き

費用感リーズナブル ↔ 高め

アクセス行きやすい ↔ 遠い

周遊での楽しさ単独1日 ↔ 1週間周遊向き

※ スコアは訪問者数・アクセス所要時間・物価水準などの公開データをもとにした編集部の評価です。実際の体験は個人の旅慣れ度や訪問時期によって変わります。

レベル1:十分注意してください

出典: 外務省 海外安全ホームページ / 取得日: 2026-07-17(外務省の危険情報レベル0〜4基準)

セレンゲティ国立公園が属するアルーシャ州は危険レベル1(十分注意)。国境地帯(キゴマ州西部等)はレベル3と高く異なる点に注意。2025年10月の大統領選後の抗議活動により一時治安悪化。スリ・詐欺など観光客を狙った犯罪も発生しており油断は禁物。/参考: 外務省の国全体最新レベル情報=外務省: 危険情報発出中(地域により異なる。最高レベルを代表値として採用。詳細は出典参照)(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2025T100.html)/外務省発表日: 2025-11-03(確認日: 2026-07-17)

7日間の旅の組み立て

セレンゲティ国立公園だけで1週間の旅は完結しません。ここを軸に、周辺をどう組み合わせて7日間のプランに仕立てるかが計画の要です。

拠点の街

アルーシャ

キリマンジャロ国際空港(JRO)から車で約45〜60分でアクセスでき、セレンゲティ・ンゴロンゴロ・タランギレ・レイク・マニャラへの全ツアーがここを起点にする。サファリ会社・宿泊施設・両替所・医療機関が揃う北部タンザニア観光のハブ。

モデルプラン(7日間)

1日目:東京→キリマンジャロ空港着・アルーシャ泊 / 2日目:アルーシャ→レイク・マニャラ国立公園(木登りライオン・フラミンゴ)→アルーシャ近郊泊 / 3日目:タランギレ国立公園(ゾウの大群・バオバブ)→テントキャンプ泊 / 4日目:タランギレ→ンゴロンゴロ保全地域・クレーター下降(ビッグファイブ)→クレーター縁ロッジ泊 / 5〜6日目:ンゴロンゴロ→セレンゲティ国立公園(早朝・夕方のゲームドライブ2日間、マラ川渡河ポイント巡り)→ロッジ泊 / 7日目:セレンゲティからアルーシャへ小型機でフライト後、キリマンジャロ空港から乗り継ぎ帰国へ

月別の気温・降水量

ベストシーズン: 7月・8月・9月(乾季(6〜10月)が動物観察の最適期で視界も良好。特に7〜9月はマラ川でのヌーの命がけの渡河シーンが見られる。1〜2月はカルビング(出産)シーズンで子ヌーが多数見られヒョウやチーターの狩りも観察しやすい。閑散期(3〜5月)は緑が美しく価格も下がる。)

13°20°28°35°044881311751月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高気温(℃)最低気温(℃)降水量(mm)ベストシーズン

持ち物チェックリスト

訪問先タイプ別の詳しい持ち物は世界遺産旅行の持ち物チェックリストでも整理しています。

モデルコース

  1. 1

    06:00〜09:00

    夜明けの早朝ゲームドライブ(肉食動物の活動時間)

    日の出とともに出発し、ライオン・チーター・ヒョウが活発に狩りをする早朝の時間帯を狙う。水飲み場周辺に動物が集まる光景や肉食動物の採食シーンに出会いやすい。

  2. 2

    09:00〜12:00

    マイグレーション追跡 または バルーンサファリ(オプション)

    7〜9月であればマラ川のヌー渡河ポイントへ向かう。オプションで熱気球サファリ(1人約USD 450〜550)に参加すると上空から広大な大地と動物の群れを一望できる。

  3. 3

    12:00〜16:00

    ロッジでランチ・休憩、午後のポイント探索

    日中は動物も木陰で休む。ロッジでゆったりランチを取った後、ヒポプール(カバのたまり場)やキリンの採食シーン、コピエ(岩山)でのライオンファミリー観察など昼間ならではのスポットへ。

  4. 4

    16:00〜19:00

    サンセットゲームドライブ

    夕刻に再び動物が活発になる。サバンナに沈む夕日をバックにシルエット撮影を狙う絶好のチャンス。ハイエナやジャッカルなど夜行性動物が動き出す瞬間にも出会える。

日本からのアクセス

日本から現地まで

成田/羽田からキリマンジャロ国際空港(JRO)へ乗り継ぎ1〜2回。ドーハ経由(カタール航空)で計約18〜20時間、アジスアベバ経由(エチオピア航空)で計約15〜17時間が代表ルート。キリマンジャロ空港からアルーシャ市内へ車で約45〜60分。

現地での行き方

アルーシャ空港(ARK)からコースタル・アビエーション・Auric Air等の小型機でセロネラ空港等へ約45〜60分(片道USD 200〜265、約30,000〜40,000円)。道路ではアルーシャからンゴロンゴロ保全地域を経由して6〜8時間(未舗装路あり・4WD必須)。公共交通機関は存在せず、ツアー会社手配の専用4WD車またはチャーター機が唯一の移動手段。

入場料の目安

70 USD(目安 約10,500円) / 事前予約不要

外国人非居住者は繁忙期(5/16〜3/14)1人1日USD 70、閑散期(3/15〜5/15)USD 60(VAT18%込み)。子供(5〜15歳)USD 20/日。東アフリカ市民はTZS 10,000/日。公園内宿泊者は別途コンセッション料USD 50〜60/日が加算。ゲートでUSD現金・TZS現金またはVisa/Mastercardで支払い可。

最終確認日: 2026-07-17

入場料・運賃・所要時間は、各運営者の公式発表と現地相場をもとにした目安です。改定されることがあるため、予約前に公式サイトで最新の料金をご確認ください。

現地での移動手段

公共交通機関

  • 小型チャーター機(ブッシュフライト)

    コースタル・アビエーション・Auric Air・Regionairなどがアルーシャ空港(ARK)からセレンゲティ内の各エアストリップ(セロネラ・コガテンデ・グルメティ等)へ定期便・チャーター便を運航。ツアー会社経由または各社公式サイトで予約。

    運賃目安: 片道USD 200〜265(約30,000〜40,000円)

    最も効率的な移動手段。席数が少なく繁忙期(7〜9月)は早めの予約が必須。

  • 4WD専用車(ツアー送迎)

    アルーシャからツアー会社手配のランドクルーザー等でンゴロンゴロ保全地域を経由しナビヒゲート等から入園。道路はほぼ未舗装で4WD車必須。公共バスや路線タクシーは国立公園内を走行しない。

    運賃目安: アルーシャからの1日チャーター USD 200〜400(約30,000〜60,000円)

    移動時間が6〜8時間かかるためツアー行程に途中1泊を組み込むことが多い。

タクシー

アルーシャ市内ではBolt・Uber・Pingアプリで配車可能。ホテルフロントに依頼するか、アプリをインストールして使用する。国立公園内は配車アプリ使用不可。

BoltUberPing

運賃目安: アルーシャ市内短距離でTZS 3,000〜8,000(約180〜470円)

アプリなしのタクシーは乗車前に必ず価格交渉を。メーターなしが多く観光客には過剰請求されるケースがある。Boltが最も普及しており料金が安定。

現地での注意事項

マラリア予防の徹底

タンザニアはマラリア流行地域。渡航2〜4週前に医師に相談し予防薬(メフロキン・ドキシサイクリン等)を処方してもらう。現地でも長袖・DEET系虫除けスプレー使用と日没後の露出を避けることが重要。

野生動物への接近・車外退出の厳禁

ゲームドライブ中は必ず車内にとどまり、ライオン等の肉食動物には決して近づかない。ガイドの指示に従い、フラッシュ撮影や大声を出さないことが安全と質の高い観察につながる。

スリ・詐欺への対策(アルーシャ市内)

観光客を狙ったスリや「公認ガイド」を名乗る詐欺師が活動する。大金・パスポートを持ち歩かず、見知らぬ人の過剰な親切には警戒を。サファリツアーは必ず信頼できる旅行会社を通じて手配する。

感染症・食中毒への注意

生水は飲まずミネラルウォーターを使用。果物は皮をむいて食べ、屋台食品は衛生状態を確認する。渡航前に黄熱ワクチン(タンザニア入国時に証明書提示を求められる場合あり)・A型肝炎等の予防接種を確認すること。

熱中症・脱水への対策

赤道直下に近く乾季でも日中は28℃前後になる。ゲームドライブ中も水分をこまめに補給し、帽子・サングラスを着用。1日1.5〜2L以上の水分摂取を心がける。

周辺スポット

ンゴロンゴロ保全地域

約120km(車で約3時間20分)

世界最大級のカルデラ(火口原)を持つ世界自然遺産。カルデラ内にはライオン・ゾウ・バッファロー・ヒョウ・クロサイの「ビッグファイブ」が揃い、1日で効率よく観察できる。セレンゲティとセットで回る定番ルート。

行き方: セレンゲティから4WD車でオルデアニ方面を経由。ツアー行程の出発地または帰路に組み込むのが一般的。

運賃目安: 入場料 外国人1人USD 70/日(別途コンセッション料・ツアー費含まず)

タランギレ国立公園

約235km(南セレンゲティから車で約4〜5時間)

アフリカ最大規模のゾウの群れで知られ、乾季には1,000頭以上がタランギレ川周辺に集まる。巨木バオバブとゾウの共演が印象的。セレンゲティ周遊の導入として人気。

行き方: アルーシャから南へ車で約2時間。セレンゲティ周遊ツアーの初日または最終日に組み込まれることが多い。

運賃目安: 入場料 外国人1人USD 45〜53/日(シーズンにより変動)

レイク・マニャラ国立公園

約200〜290km(アルーシャから車で約2時間)

アルカリ湖畔にフラミンゴが舞い、「木登りライオン」で有名な国立公園。11のエコシステムを擁し多様な生態系を一度に楽しめる。セレンゲティへの途中に立ち寄りやすい位置にある。

行き方: アルーシャからンゴロンゴロへの幹線道路沿い。ツアー初日の立ち寄り先として定番。

運賃目安: 入場料 外国人1人USD 35〜45/日

旅の手配

行くと決めたら、現地での動き方に合わせて早めに済ませておきたい手配をまとめました。

ホテル

現地ホテル・宿の空室状況と料金を比較・予約できます。

エクスペディアで見る

※料金・空室は変動します。最新はエクスペディアの各ページでご確認ください。

入場チケット・現地ツアー

現地発ツアーやスキップ・ザ・ラインの入場チケットをまとめて比較できます。

Klookで見る

※料金・在庫は変動します。最新はKlookの各ページでご確認ください。

Klook・KKdayの使い方ガイド

通信・eSIM

現地用のeSIMはアプリだけで完結し、到着後すぐ使えます。出発前に準備しておくのがおすすめです。

トリファ(trifa)で見る

※対応機種・料金プランは変わる場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。

海外旅行のeSIM比較

海外旅行保険(エポスカード)

年会費無料で海外旅行保険が自動付帯するクレジットカード。医療費が高額になりやすい国もあるため、短期の旅行でも補償の確認をおすすめします。

エポスカードで見る

※補償内容・付帯条件は改定される場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。

海外旅行保険はエポスカードで足りるか

航空券(格安まとめ検索)

国内の複数航空会社・旅行会社をまとめて比較検索できる航空券予約サービスです。

エアトリで見る

※料金・空席状況は変動します。最新はエアトリの検索結果でご確認ください。

旅の実務データ

現地で困らないための判断材料をまとめました。

通貨・物価

通貨
タンザニア・シリング(TZS)
為替目安
1TZS ≈ 0.058円
物価水準
中〜高(観光・国立公園はUSD建て高額)

公園入場料・ロッジ・フライトはUSD建てが標準。1 USD ≈ 2,600 TZS・150 JPY(2026年概算)。USD現金を持参すると便利。

宿泊費の目安

予算宿
15,000〜30,000円/泊(アルーシャ市内格安ホテル)
中級ホテル
45,000〜120,000円/泊(公園内テントキャンプ・ミドルクラスロッジ)

公園内の高級ロッジは1泊USD 500〜1,500以上になることも。アルーシャ市内に宿泊し日帰りツアーを組み合わせると大幅に節約できる。

ライドシェア

○ 利用可
BoltUberPing

アルーシャ市内のみ利用可能。国立公園内・周辺村落では使用不可。Boltが最も普及しており料金が安定している。

インフラ

観光インフラはサファリツアー産業を中心に整備されている。公園内は未舗装路が多く4WD必須。アルーシャには国際レベルのホテル・ATM・両替所・医療機関が揃う。公園内は電力・水道がロッジ依存で携帯電波も弱い場合がある。

言語の通用度

英語

サファリガイド・宿泊スタッフ・観光業従事者は英語対応可。一般市民はスワヒリ語が主で英語は通じにくい。

日本語

日本語対応はほぼ期待できない。日系旅行会社のツアーに参加する場合は日本語ガイドが同行することがある。

向いている旅行者レベル

旅慣れた中級〜上級者向け。初めてのアフリカ旅行には認定ツアー会社の利用を強く推奨。サファリ特有の荷物管理・衛生・健康管理の知識と事前準備が必要。

年間訪問者数

約49万人(2025年実績)

混雑状況

平日
平日・週末の差はほぼなし(国立公園は年中営業)
休日
週末に特段の混雑増加はなし
ピーク時期
7〜9月(乾季・グレートマイグレーション)と1〜2月(カルビングシーズン)がピーク。この時期はロッジ・キャンプサイトが満員になることが多く早めの予約が必須。

更新ログ

出典