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ジャイプール(Jaipur City)
インド世界遺産最終更新日: 2026-07-16

ジャイプール

Jaipur City

1727年にサワイ・ジャイ・シン2世がヴェーダ建築の原理に基づき設計・建設したインド・ラジャスタン州の城郭都市。バラ色のサンドストーンで統一された街並みが「ピンクシティ」の愛称で世界に知られ、2019年にユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録された。アンベール城・ハワー・マハル・ジャンタル・マンタル天文台など壮麗な宮殿・要塞群が集積し、デリー・アグラとともに北インドゴールデントライアングルの一角をなす人気観光地。

ひと目でわかる、このスポットの性格

総合おすすめ度

デリー・アグラとセットで北インドゴールデントライアングル1週間周遊が成立する定番世界遺産。物価安く見どころが凝縮されている反面、衛生面・移動面の難易度があるため旅行会社手配か中級者以上に推奨

知名度穴場 ↔ 定番人気

旅の難易度初心者OK ↔ 旅慣れ向き

費用感リーズナブル ↔ 高め

アクセス行きやすい ↔ 遠い

周遊での楽しさ単独1日 ↔ 1週間周遊向き

※ スコアは訪問者数・アクセス所要時間・物価水準などの公開データをもとにした編集部の評価です。実際の体験は個人の旅慣れ度や訪問時期によって変わります。

レベル1:十分注意してください

出典: 外務省 海外安全ホームページ(インド)https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_001.html / 取得日: 2026-07-16(外務省の危険情報レベル0〜4基準)

ラジャスタン州(ジャイプール含む)は外務省危険レベル1「十分注意してください」。インド国境地帯(パキスタン・中国国境付近)はレベル3〜4だが、ジャイプールのある内陸ラジャスタン州都は最低レベル1。ただし外務省は当地での日本人女性旅行者への性犯罪被害報告を複数公表しており、特に夜間の単独行動は避けること。(外務省公式ページで最新情報を必ず確認のこと)/参考: 外務省の国全体最新レベル情報=外務省: 危険情報発出中(地域により異なる。最高レベルを代表値として採用。詳細は出典参照)(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2025T030.html)/外務省発表日: 2025-03-25(確認日: 2026-07-16)

7日間の旅の組み立て

ジャイプールだけで1週間の旅は完結しません。ここを軸に、周辺をどう組み合わせて7日間のプランに仕立てるかが計画の要です。

拠点の街

ジャイプール

アンベール城・ハワー・マハル・シティパレスなど主要観光地は市内〜近郊に集中。デリー〜アグラとのゴールデントライアングル周遊の中間拠点としても最適

モデルプラン(7日間)

1日目:デリー着・旧市街観光(クトゥブ・ミナール等)→2日目:デリーからアグラへ移動・タージマハル(夕刻の光が美しい)→3日目:アグラ城・ファテープル・シークリー見学後ジャイプールへ移動→4日目:アンベール城・ナハルガール要塞→5日目:シティパレス・ジャンタル・マンタル・ハワー・マハル・旧市街バザール→6日目:プシュカルへ日帰り(聖湖・ブラフマー寺院)またはランタンボール国立公園でジープサファリ→7日目:ジャイプール→デリー経由帰国便

月別の気温・降水量

ベストシーズン: 10月・11月・12月・1月・2月・3月(10〜3月の乾季が観光適期。特に11〜2月は最高気温22〜29℃と過ごしやすい。4〜6月は最高気温40℃超の酷暑期、7〜9月はモンスーン(雨季)で豪雨が続くため、いずれも観光には不向き。)

13°25°38°50°0561131692251月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高気温(℃)最低気温(℃)降水量(mm)ベストシーズン

持ち物チェックリスト

訪問先タイプ別の詳しい持ち物は世界遺産旅行の持ち物チェックリストでも整理しています。

モデルコース

  1. 1

    08:30

    アンベール城(アンバー・フォート)

    市内から約11km北の丘上に立つムガル&ラジプート様式の要塞宮殿。鏡の間(シーシュ・マハル)が見どころ。開城直後の早朝が比較的空いている。ジープで城門まで上がれる(INR100前後)。所要約1.5〜2時間。

  2. 2

    11:00

    ハワー・マハル(風の宮殿)外観・内部見学

    旧市街のシンボルで953の格子窓を持つ蜂の巣状の建築正面は撮影スポットとして有名。内部博物館は入場料別途(INR 50程度)。屋上から旧市街を一望できる。所要約45分。

  3. 3

    13:00

    旧市街バザールでランチ&散策

    ジョウハリ・バザール(宝石・貴金属)、バプ・バザール(テキスタイル・工芸品)など市場が連なる。地元レストランでターリー(定食)を賞味。値段交渉は前提のため定価を頭に入れて臨む。

  4. 4

    14:30

    シティパレス見学

    現マハラジャの居住区を含む宮殿複合体。ムバラク・マハル博物館では歴代マハラジャの礼服や武器を展示。入場料は別途INR700(約1,260円)。所要約1〜1.5時間。

  5. 5

    16:00

    ジャンタル・マンタル天文台

    1727年建造の石造天文観測機器群。サンデシュ・ヤントラ(日時計)など19の巨大装置が現役。世界遺産の構成要素のひとつで、シティパレスに隣接し徒歩圏内。所要30〜45分。夕暮れ前に外へ出て旧市街の建物がピンク色に染まる光景を楽しむ。

日本からのアクセス

日本から現地まで

日本からジャイプールへの直行便はなく、デリー(インディラ・ガンジー国際空港)で乗り継ぐルートが一般的。日本からデリーまで約9〜10時間(直行)、デリー〜ジャイプール間は国内線で約50分。トランジット待ちを含めた総移動時間は概ね15〜18時間が目安(※就航路線・乗継時間により変動するため予約時に要確認)。

現地での行き方

ジャイプール国際空港(JAI)から市内中心部まで約14km、タクシーで15〜30分。空港内のプリペイドカウンターを利用するとINR700〜900(約1,260〜1,620円)が目安。OlaまたはUberアプリを使えばINR350〜500程度(約630〜900円)。デリーからはシャタブディ特急等の急行列車で約5時間、高速バスも4〜5時間(Jaipur Railway Station着)。市内移動はオートリクシャー・Ola・Uberが基本。

入場料の目安

1000 INR(目安 約1,800円) / 事前予約不要

外国人向け2日間コンポジットチケット(INR 1,000/約1,800円)。アンベール城・ハワー・マハル・ジャンタル・マンタル天文台・ナハルガール要塞・アルバートホール博物館等8か所に入場可能。シティパレスは別途INR 700(約1,260円)が必要。料金は予告なく改定される場合があるため、訪問前に公式窓口またはオンラインチケットサービスで最新情報を確認すること。

最終確認日: 2026-07-16

入場料・運賃・所要時間は、各運営者の公式発表と現地相場をもとにした目安です。改定されることがあるため、予約前に公式サイトで最新の料金をご確認ください。

現地での移動手段

公共交通機関

  • 市バス(RSRTC)

    ジャイプール市内を走るRSRTC(ラジャスタン州道路交通公社)バスは安価だが、路線・時刻表の把握が難しく外国人旅行者には難易度高め。Jaipur Railway Station周辺が主要バス停。Googleマップのリアルタイム路線検索が補助になる。

    運賃目安: 市内短距離 INR 10〜30(約18〜55円)

    運行状況は不安定なことがあり、観光客には次の配車アプリ利用を推奨。

  • オートリクシャー

    市内の路上で手を挙げて停める。乗る前に必ず目的地と料金を交渉・確認する(メーターを使わない場合が多い)。Ola/Uberが使えない細かい路地でも頼りになる。

    運賃目安: 市内短距離 INR 50〜150(約90〜270円)交渉次第で変動大

    過剰請求に注意し、乗車前に合意金額を明示させること。

タクシー

配車アプリ(Ola/Uber)を使うのが最も安全で料金の透明性が高い。空港にはプリペイドタクシーカウンターもあり、事前料金固定で利用できる。

Ola(インド最大手・現地SIM/クレカ対応)Uber(国際クレカ対応・英語UIで外国人に使いやすい)

運賃目安: 空港〜市内中心部 INR 350〜500(約630〜900円)。市内短距離(3〜5km)はINR 80〜150(約145〜270円)目安

OlaはUberより安い場合があるが日本語UIなし。どちらも事前にアプリをインストールし、現地SIMまたは国際データeSIMを準備しておくこと。空港到着時に現地SIMを購入するか、渡航前にインド対応eSIMを入手しておくとアプリがすぐ使える。

現地での注意事項

乗り物のぼったくりに注意

非メータータクシー・リクシャーによる過剰請求は旅行者の定番トラブル。OlaまたはUberアプリを使えば料金が事前確定し安心。使えない場合は乗車前に目的地と料金を交渉・確認し口頭合意してから乗ること。

女性の安全対策

外務省が複数の性犯罪被害報告を公表している。夜間の単独行動を避け、移動はOla/Uberなど確実な交通手段を使い、宿から夜出歩く際は同行者を確保すること。

食中毒・飲料水に注意

インドの水道水・屋台食は旅行者には衛生リスクが高い。飲料はペットボトル水のみ使用し、氷入り飲料・生野菜サラダは避けること。酷暑期は脱水にも要注意。

土産物店への不正誘導

「友達の工場を見るだけ」「政府公認の宝石店」などの口実で観光客を誘導するブローカーが多い。街中で話しかけてくる人物には注意し、丁重に断るか無視するのが無難。

宗教施設でのマナー

モスク・ヒンドゥー寺院への入場は肌を覆う服装が必須。靴を脱いで参拝する場所も多いため、脱ぎやすいサンダルが便利。写真撮影が禁止されているエリアも多いので案内表示を必ず確認すること。

周辺スポット

アグラ(タージマハル)

ジャイプールから約230km・車/バスで4〜5時間、急行列車で約3.5〜5時間

世界最美の建築ともいわれるムガル皇帝の白大理石廟。ゴールデントライアングル観光の最重要スポットで、ジャイプールとセット周遊が定番。

行き方: Jaipur Railway Stationからインターシティ急行列車(Ajmer Shatabdi等)を利用。バスはISBT(中央バスターミナル)からも頻発。

運賃目安: 列車2等AC INR 400〜800(約720〜1,440円)/バス INR 250〜400(約450〜720円)

プシュカル

ジャイプールから約150km・車/バスで2.5〜3時間

ブラフマー神を祀る数少ない聖地のひとつ。湖畔に54のガート(沐浴場)が並ぶヒンドゥーの聖地で、11月のラクダ祭りは世界的に有名。

行き方: アジメールまで列車(約1.5〜2時間)、アジメールからプシュカルへバスまたはオートリクシャーで約30分。

運賃目安: 列車(ジャイプール〜アジメール)INR 100〜300(約180〜540円)+リクシャー INR 50〜100(約90〜180円)

ランタンボール国立公園

ジャイプールから約160km・車で約2.5〜3時間

ベンガルトラの保護区として知られる国立公園。ユネスコ世界遺産「ラジャスタンの丘陵要塞群」の構成資産ランタンボール要塞も園内に位置する。ジープサファリでトラを見られる確率が比較的高い。

行き方: Jaipur Railway Stationから急行列車でサワイ・マドプール駅まで約2時間。駅からサファリエントランスまでジープで約10〜15分。

運賃目安: 列車INR 100〜300(約180〜540円)+ジープサファリ INR 800〜1,500(約1,440〜2,700円)程度

旅の手配

行くと決めたら、現地での動き方に合わせて早めに済ませておきたい手配をまとめました。

ホテル

現地ホテル・宿の空室状況と料金を比較・予約できます。

エクスペディアで見る

※料金・空室は変動します。最新はエクスペディアの各ページでご確認ください。

入場チケット・現地ツアー

現地発ツアーやスキップ・ザ・ラインの入場チケットをまとめて比較できます。

Klookで見る

※料金・在庫は変動します。最新はKlookの各ページでご確認ください。

Klook・KKdayの使い方ガイド

通信・eSIM

現地用のeSIMはアプリだけで完結し、到着後すぐ使えます。出発前に準備しておくのがおすすめです。

トリファ(trifa)で見る

※対応機種・料金プランは変わる場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。

海外旅行のeSIM比較

海外旅行保険(エポスカード)

年会費無料で海外旅行保険が自動付帯するクレジットカード。医療費が高額になりやすい国もあるため、短期の旅行でも補償の確認をおすすめします。

エポスカードで見る

※補償内容・付帯条件は改定される場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。

海外旅行保険はエポスカードで足りるか

航空券(格安まとめ検索)

国内の複数航空会社・旅行会社をまとめて比較検索できる航空券予約サービスです。

エアトリで見る

※料金・空席状況は変動します。最新はエアトリの検索結果でご確認ください。

旅の実務データ

現地で困らないための判断材料をまとめました。

通貨・物価

通貨
インドルピー(INR)
為替目安
1INR ≈ 1.8円
物価水準
非常にリーズナブル(日本比で物価1/10前後)

1INR≈1.8円(2026年7月時点の目安。実際の為替レートは渡航前に確認を)

宿泊費の目安

予算宿
1,500〜5,000円/泊
中級ホテル
7,000〜20,000円/泊

旧城内ヘリテージホテル(宮殿改装)は50,000円以上の場合もある。繁忙期(10〜2月)は早期予約が必須

ライドシェア

○ 利用可
OlaUber

OlaはINR200〜300クーポン配布の場合も。Uberは外国発行クレカで支払い可能で外国人旅行者に使いやすい。空港もどちらも対応エリア内

インフラ

電力・通信インフラは主要観光エリアでは概ね整備済みだが、突発的な停電・水不足が起こりうる。Wi-Fiは中〜高級ホテルで提供されるが旧市街の安宿では不安定な場合も。現地SIMまたは国際eSIMの事前準備を推奨

言語の通用度

英語

観光スポット周辺・高級ホテルでは英語対応可能。旧市街の商店・一般市民では通じない場合も多い。Google翻訳アプリを常備すること

日本語

日本語対応はほぼ期待できない。日本語ガイドを希望する場合は日本語対応ツアーを事前予約すること

向いている旅行者レベル

中級者向け(旅行代理店・現地手配ツアー活用で初心者でも対応可)

年間訪問者数

約300〜400万人(国内外含む推計)

混雑状況

平日
10〜2月の観光シーズン平日でも主要スポットは混雑。早朝(8時前)着が有効
休日
週末と祝日は特にアンベール城・ハワー・マハル周辺で大混雑
ピーク時期
10〜2月が最繁忙期。特に11月のディワーリー前後と12〜1月の年末年始は宿泊費も急騰する

更新ログ

出典