Boarding Pass

 

 

本ページはプロモーションを含みます

← フェズ旧市街の完全ガイドに戻る

フェズ旧市街の治安は大丈夫?

外務省危険情報・最新版|最終更新日 2026-08-01

フェズ旧市街(フェズ・エル・バリ)の治安は、外務省が発出する危険情報レベル1(十分注意)が適用されており、テロ警戒態勢の継続を念頭に置きつつも、適切な対策を講じれば観光を十分に楽しめるエリアです。国内の国境地帯や砂漠地域と比較すると安全性は相対的に高い主要観光都市ですが、旧市街内では偽ガイドによる誘導・スリ・強引な物売りが頻発しており、「何も知らずに歩けば安全」という場所ではありません。典型的なトラブルの手口を事前に把握し、迷子対策・貴重品管理・夜間行動の制限という3点を実践することが、9,000本の路地が広がる唯一無二の世界遺産を安心して堪能するための最大の備えになります。

フェズ旧市街の治安水準:外務省レベル1の意味を正しく理解する

外務省は2026年1月時点でモロッコ全土に危険情報レベル1(十分注意)を発出しています。レベル1は5段階中で最も低い警戒段階であり、「現地の安全情報に注意しながらも、通常の渡航・滞在が可能」な水準を示しています。フェズはモロッコ国内でも有数の観光都市であり、国境付近や砂漠地域と比較した場合の日常的な安全性は高い方に位置しています。

ただし、テロ警戒態勢はモロッコ全土で継続しており、公共の場では常に周囲の状況に意識を向けておく必要があります。旧市街(メディナ)特有のリスクとしては、偽ガイドや強引な客引きによる財産トラブル、混雑するスークでのスリ・置き引きが挙げられます。「多くの旅行者が毎日楽しんでいる」という事実と「毎日のようにトラブルが発生している」という現実が共存している場所だという認識を持ったうえで行動することが大切です。

旧市街特有のトラブルと対処法:偽ガイド・スリ・強引な物売り

フェズ旧市街の入口として最も有名なバブ・ブー・ジュルード(青い門)周辺は、偽ガイドの活動が特に活発なエリアです。「どこから来ましたか?」「タンネリへ案内します」「この道は工事中で通れない」といった親切な言葉で近づき、皮なめし工場や土産物店へ誘導したうえで、高額なチップや商品購入を求めるのが典型的な手口です。公認ガイドはバッジ着用が義務付けられているため、バッジの有無で見分けることができます。声をかけられた場合は「ガイドは不要です(La shukran / ラ・シュクラン)」と明確に断り、立ち止まって話し込むことは避けましょう。

スークや混雑した路地ではスリの被害も報告されています。貴重品はボディバッグやウエストポーチに入れて体の前面で管理し、スマートフォンやカメラを人混みの中で無造作に取り出さないよう注意してください。土産物店では値札のない言い値販売が一般的で、「見るだけ」と入店しても購入を強く迫られるケースが頻繁にあります。買う意思がない場合は、入店自体を控えるのが最も無難な対処法です。

女性・初心者・家族連れ別の注意点

【女性旅行者へ】フェズ旧市街では外国人女性が視線を集めやすく、しつこい声かけや後をついてくるといった状況が生じることがあります。肩と膝が隠れる程度の服装が周囲の視線を和らげる効果があります。夜間の旧市街深部への単独歩行は特に避け、宿泊するリヤドのスタッフに安全な帰路を確認するのが賢明です。旅慣れた女性同士や複数人での行動が最も安心です。

【初心者・初めての海外一人旅へ】9,000本以上の路地が入り組む旧市街はスマートフォンのGPSが追いつかない場面もあり、迷子になりやすい環境です。Maps.me等のオフラインマップを事前にダウンロードし、バブ・ブー・ジュルードなど主要な門の位置を基点として把握しておきましょう。公認ガイドを雇うことは迷子防止と詐欺対策の両方に有効な手段です。

【家族連れ・子連れへ】幼い子どもを連れての旧市街では、人混みが多いスークではぐれ・迷子になるリスクが高まります。子どもの手をしっかりつなぎ、混雑しやすい時間帯を避けるか、宿泊先のスタッフに人通りの少ないルートを事前に確認しておくと安心です。

夜間外出と写真撮影:フェズ旧市街特有のマナー

外務省注意情報にも明記されている通り、夜間の旧市街深部への単独歩行は避けることが推奨されています。大通り沿いや飲食店・カフェが集まるエリアは夜間も人が出ていますが、路地が入り組んだエリアでは照明が届かない暗所も多く、方向感覚を失いやすい状況になります。夕食スポットへ向かう際はリヤドのスタッフにルートを事前確認するか、送迎を依頼することも有効な選択肢です。

写真撮影については、モスクや礼拝中のムスリムへの無断撮影は宗教的に非礼にあたります。人物を撮影する場合は必ず事前に許可を求め、断られた場合は撮影しないのがマナーです。タンネリ(皮なめし工場)は定番の見学スポットですが、近隣の革製品店のバルコニーへ誘導されるケースが多く、入店後は購入プレッシャーを受ける場合があります。見学目的と購入意図を自分の中ではっきり区別しておくことが大切です。

危険レベルが変化した場合の情報収集方法

外務省の危険情報は随時更新されます。渡航前・滞在中は外務省「海外安全ホームページ」でモロッコの最新情報を確認する習慣をつけてください。外務省の「たびレジ」(海外安全情報メール配信サービス)に登録しておくと、現地滞在中に緊急情報や注意喚起がメールで届くため、変化への対応が迅速になります。

現地では在モロッコ日本国大使館(ラバト)が邦人保護情報を発信しています。大使館の緊急連絡先を渡航前に控えておきましょう。また、宿泊するリヤドのオーナーやスタッフは現地の治安感覚に詳しく、「今日どのエリアを避けるべきか」といった肌感覚の情報を気軽に確認できる存在です。公式情報と現地情報を組み合わせて判断することが、状況変化への最も実践的な対処法となります。

よくある質問

Q. フェズ旧市街で偽ガイドに声をかけられたらどう断ればいい?
A. アラビア語で「ラ・シュクラン(La shukran)=結構です」と言いながら立ち止まらずに歩き続けるのが最も効果的です。目を合わせて立ち話になると、そのまま引き込まれてしまうことがあります。公認ガイドはバッジを着用しているため、バッジの有無で簡単に見分けられます。「すでにガイドを手配しています」と伝えることも有効な断り文句です。
Q. タンネリ(皮なめし工場)の見学時に気をつけることは?
A. タンネリはバルコニー付きの革製品店の上階から見学するのが一般的ですが、見学後に購入を強く勧められます。「見るだけ」のつもりで入店すると断りにくい状況に置かれることがあります。購入するつもりがなければ入店前にその旨を明確にするか、路地からのぞく程度に留める方法もあります。なめし液の臭いが強いため、ミントの葉(入口で配られることもある)を持参すると快適に見学できます。
Q. 女性の一人旅でフェズ旧市街を歩くことはできますか?
A. 昼間であれば、肩と膝が隠れる服装を意識し、人通りの多いルートを選べば観光を楽しめます。外国人女性は目立ちやすくしつこい声かけを受けることがあるため、想定内として精神的に準備しておくと楽になります。夜間の旧市街深部への単独歩行は推奨されないため、宿泊先のリヤドスタッフに夜間の安全なルートを確認するか、複数人での行動をお勧めします。
Q. 旧市街内で本当に迷子になったらどうすればいい?
A. まず落ち着いて、事前にオフラインダウンロードしたMaps.me等のマップを確認しましょう。それでも分からない場合は、近くの店舗や茶屋のスタッフに「バブ・ブー・ジュルード(青い門)はどこですか?」と尋ねると方向を教えてもらえます。路上で積極的に声をかけてきた人物に案内を頼むと偽ガイドである可能性があるため、店舗内にいるスタッフへの質問が安心です。
Q. 旧市街内で現金・貴重品はどう管理すればいい?
A. 旧市街内のスークや小規模店舗では現金払いが主流です。財布や現金をバックパックの外側ポケットや後ろポケットに入れるのは避け、体の前面のウエストポーチやインナーポケットに分散して収めてください。スリ被害を想定し、その日に使う分だけを財布に入れて残りはリヤドの貴重品ボックスに預けておく習慣が安心につながります。

最終更新日: 2026-08-01

外務省 海外安全情報(現在値)

レベル1:十分注意してください

出典: 外務省海外安全ホームページ / 取得日: 2026-07-17(外務省の危険情報レベル0〜4基準)

モロッコ全土レベル1(十分注意)が適用。フェズは主要観光都市で国境・砂漠地域より安全だが、旧市街内でスリ・偽ガイドによる客引き・強引な物売りが頻発。テロ警戒態勢は継続中のため公共の場での注意が必要。夜間の旧市街深部への単独歩行は避けること。/参考: 外務省の国全体最新レベル情報=外務省: 危険情報発出中(地域により異なる。最高レベルを代表値として採用。詳細は出典参照)(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2026T009.html)/外務省発表日: 2026-01-23(確認日: 2026-07-17)

治安が不安なら備えておきたいこと

海外旅行保険(エポスカード)

年会費無料で海外旅行保険が自動付帯するクレジットカード。医療費が高額になりやすい国もあるため、短期の旅行でも補償の確認をおすすめします。

エポスカードで見る

※補償内容・付帯条件は改定される場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。

関連リンク