シャウエン(青い街)の治安は大丈夫?
外務省危険情報・最新版|最終更新日 2026-08-01
シャウエン(青い街)の治安について、結論からお伝えします。2026年1月更新の外務省危険情報では、シャウエンが属するモロッコ全土が「危険レベル1(十分注意してください)」に指定されており、主要観光地への渡航制限は行われていません。旧市街(メディナ)はモロッコの主要観光地のなかでも特に治安が落ち着いていると評価されており、英米各国政府も当地への渡航制限を設けていません。一方で、リフ地方特有の大麻(ハシシ)の客引き、金銭目的のしつこい声掛け、スリの被害報告は存在します。注意ポイントを事前に把握し、適切な行動を心がければ、多くの旅行者が安全に青い路地を満喫できる街です。
シャウエンの治安の現状
外務省海外安全ホームページ(2026年1月23日更新)によると、シャウエンを含むモロッコ全土は「危険レベル1(十分注意してください)」に分類されています。これは「不要不急の渡航は避けてください」(レベル2)より一段低い区分で、基本的な注意を促すレベルです。シャウエン旧市街は世界中から観光客が集まる主要スポットであり、英米各国政府も渡航制限を設けていません。
モロッコ国内では、アルジェリア国境近辺の東部内陸地帯が別途注意を要する場合がありますが、シャウエンとは地理的に離れた地域です。旧市街(メディナ)は半日〜1日で歩いて回れるコンパクトな規模のため、地図を確認しながら計画的に行動すれば、迷子になるリスクも比較的低く抑えられます。
シャウエン特有の注意ポイント
シャウエンで最も多く報告されている問題のひとつが、大麻(ハシシ・キフ)の売買勧誘です。シャウエンが位置するリフ地方は大麻の産地として知られており、旅行者に声をかけて売りつけようとする人物が路地や市場付近に存在します。モロッコでの大麻の所持・購入・使用は外国人旅行者にも適用される違法行為であり、重い罰則の対象になり得ます。きっぱりと「No, thank you」と断り、立ち止まらず歩き続けることが最善の対処法です。
金銭目的のしつこい声掛けや、ガイドを装った「フレンドリー詐欺」にも注意が必要です。「見せたい場所がある」「お茶を飲んでいかないか」と誘い、後から高額な料金を要求するケースが観光地全般で見られます。見知らぬ人についていく場合は事前に料金や条件を明確にし、曖昧なまま移動しないことが重要です。人混みの多いスークや急な石段付近ではスリにも注意し、貴重品は前抱きのバッグや体に密着した場所に保管してください。
- 大麻の勧誘はきっぱり断ち、会話を引き延ばさない
- 「無料で案内する」という申し出には後から料金を請求されるケースがある
- スークや混雑した石段付近ではバッグを必ず前に抱える
- 夜間の一人歩きはできるだけ避け、宿泊先スタッフに安全なルートを確認する
- 現金は必要な分だけ持ち歩き、大金を人前で取り出さない
女性・初心者・家族連れそれぞれの注意点
【女性旅行者へ】シャウエンはモロッコのなかでも比較的旅しやすい街として知られていますが、イスラム圏の文化に合わせた服装への配慮が安心感を高めます。肩や膝を覆う服装を基本とし、スカーフを携帯しておくとモスク周辺でも対応しやすくなります。写真撮影を口実に接触してくる場合は毅然とした態度で距離を置き、見知らぬ人の誘いに安易に乗らないようにしましょう。複数人での行動や、宿泊先スタッフへのルート確認が夜間には特に有効です。
【初心者旅行者へ】初めてモロッコを訪れる方には、信頼できる旅行代理店を通じたツアー参加や、ホテル・リヤドのスタッフに地元情報を確認する習慣をおすすめします。旧市街の路地は入り組んでいるため、オフラインで使えるマップ(Google マップのオフライン保存等)を事前にダウンロードしておくと安心です。路上で声をかけてくる自称ガイドは正規のライセンスを持たない場合も多く、宿泊施設で紹介してもらったガイドを利用するほうが安全です。
【家族連れへ】子どもを連れた旅行では、石畳の急な坂道・階段での転倒リスクに特に注意が必要です。メディナは段差が多く、ベビーカーでの移動は困難な箇所があります。子どもが人混みではぐれないよう、移動中は手をつなぐか常に視界に入れておいてください。子連れの旅行者は地域住民から親切にされることも多い反面、物売りに囲まれることもあるため、不要な場合はゆっくりと立ち去るのが無難です。
危険レベルが変化した際の情報収集方法
旅行前・旅行中を問わず、外務省「海外安全ホームページ」(anzen.mofa.go.jp)で最新の危険情報を確認することが基本です。危険レベルや感染症情報は随時更新されるため、出発直前にも必ずチェックしてください。また、「たびレジ」に登録しておくと、渡航先の安全情報や緊急連絡が在モロッコ日本国大使館・総領事館からメールで届きます。長期滞在や個人手配旅行の場合は特に、登録を強くおすすめします。
現地での情報収集には、宿泊先のスタッフや現地の旅行者コミュニティの声が有効です。SNSや旅行者フォーラムのリアルタイムの口コミも参考になりますが、個人の体験談は一般化できない場合もあるため、必ず複数の情報源で確認する習慣をつけましょう。緊急時にはモロッコ警察(通報番号19)や在モロッコ日本国大使館(ラバト)に連絡できます。
- 外務省「海外安全ホームページ」で出発前・旅行中に最新の危険情報を確認
- 「たびレジ」に登録し、現地の緊急情報をメールで受け取る
- 宿泊先スタッフに最新の地元情報(避けるべきエリア等)を確認する
- 在モロッコ日本国大使館(ラバト)の連絡先を渡航前に控えておく
- 緊急時はモロッコ警察(19番)に通報
よくある質問
- Q. シャウエンは一人旅の女性でも安全に旅できますか?
- A. 外務省の危険情報ではモロッコ全土がレベル1(十分注意)であり、シャウエン旧市街はモロッコの主要観光地のなかでも比較的治安が落ち着いていると評価されています。一人旅の女性も世界中から訪れており、昼間の旧市街散策はさほど危険ではありません。ただし、夜間の一人歩きは避け、肩や膝を覆う服装にするなどイスラム文化への配慮と、知らない人の誘いへの毅然とした対応が重要です。
- Q. 路上で大麻(ハシシ)を勧められたらどう断ればいいですか?
- A. 「No, thank you」と短くはっきり伝え、立ち止まらずそのまま歩き続けるのが最も効果的です。会話を続けたり理由を説明しようとすると勧誘が長引く傾向があります。モロッコでの大麻の所持・購入は外国人旅行者にも適用される違法行為であり、絶対に応じないでください。
- Q. 夜間に旧市街(メディナ)を歩くのは危険ですか?
- A. 日没後の旧市街は照明が少なく、路地が入り組んでいるため迷いやすくなります。また、夜間は昼間と比べて人通りが減り、声掛けに遭いやすいという報告もあります。夜間の外出は宿泊先スタッフに安全なルートを確認したうえで複数人で行動し、大麻の勧誘や一人歩きには特に注意してください。
- Q. 青い壁や地元の住民を写真撮影するとトラブルになりますか?
- A. 青い壁・路地・建物そのものの撮影は問題ありません。ただし、住民の顔や生活空間を撮影する際は一声かけて許可を得るのが礼儀です。特に女性や年配の方を無断撮影しようとするとトラブルになることがあります。撮影のお礼として「チップを要求される」ケースもあるため、応じる場合は事前に意図を確認してください。
- Q. 路上で「ガイドする」と声をかけてきた人に従っても大丈夫ですか?
- A. 路上で声をかけてくる自称ガイドのなかには、正規のライセンスを持たない人物や、後から高額な料金を請求するケースがあります。必要な場合は宿泊先のリヤドやホテルのスタッフに紹介を依頼するか、観光案内所を利用するのが安心です。「無料で案内する」と言われても後から何らかの代価を求められることを念頭に置き、事前に条件をはっきり確認してください。
最終更新日: 2026-08-01
外務省 海外安全情報(現在値)
レベル1:十分注意してください
出典: 外務省 海外安全ホームページ https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_124.html(モロッコ危険レベル1継続・2026年1月23日更新)、2026年最新危険情報 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2026T009.html / 取得日: 2026-08-09(外務省の危険情報レベル0〜4基準)
シャウエン(チェフシャウエン)が属するタンジェ・テトゥアン・アル・ホセイマ地域を含むモロッコ全土が「危険レベル1(十分注意してください)」。国内で個別に高い危険区分(レベル2以上)に指定されている地域は設定されておらず、英米各国政府も主要観光地への渡航制限は行っていない。シャウエン旧市街はモロッコの主要観光地の中でも特に治安が落ち着いていると評価されている。アルジェリア国境近辺の東部内陸地帯は別途注意が必要な場合があるが、シャウエンとは離れた地域。旧市街での金銭目的のしつこい声掛け・スリ・大麻(キフ)売買の勧誘には注意が必要。/参考: 外務省の国全体最新レベル情報=外務省: 危険情報発出中(地域により異なる。最高レベルを代表値として採用。詳細は出典参照)(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2026T009.html)/外務省発表日: 2026-01-23(確認日: 2026-08-09)/AI検索補足: モロッコ全土は引き続き「危険レベル1(十分注意してください)」。シャウエン旧市街は主要観光地の中でも治安が落ち着いており、英米各国政府も渡航制限を設けていない。ただし2026年1月に旧市街周辺でイギリス人観光客が強盗被害に遭う事件が発生し、犯人2名が逮捕されている。また同年5月には観光客を薬物購入に誘い込んで金銭を脅し取った疑いで4名が逮捕されるなど、悪質な客引きによるトラブルは継続している。大麻(ハシシ・キフ)の売人を装った警察の囮捜査も確認されており、声をかけてくる場合は断固として断ること。
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